第102回(H31) 助産師国家試験 解説【午後51~55】

 

次の文を読み50、51の問いに答えよ。
 Aさん(32 歳、初産婦)。病院の産婦人科で、妊婦健康診査を受けていた。合併症はなく、妊娠経過および胎児の発育は順調であった。既往歴に特記すべきことはない。妊娠40週3日、自宅で陣痛発来および破水を認めたため、産婦人科病棟に入院した。胎児推定体重は3,400 g。羊水混濁は認めない。子宮口が全開大後、胎児心拍数陣痛図にて高度遅発一過性徐脈を認めたため、吸引分娩による急速遂娩を行うこととなった。

51 出生した児は男児で出生体重3,650 g。Apgar<アプガー>スコアは1分後8点、5分後9点。出生後2時間、児の診察を行ったところ、全身状態は良好だが、左側頭部から耳朶にかけて膨隆を認めた。膨隆は波動を触れて軟らかく、冠状縫合を超えて隆起していた。
 今後の児の継続観察で注意する所見はどれか。

1.頭囲拡大
2.早発黄疸
3.胆汁性嘔吐
4.チアノーゼ
5.顔面神経麻痺

解答

解説

 

 

 

 

 

次の文を読み52、53の問いに答えよ。
 Aさん(23 歳、初妊婦)。妊娠16週。1人暮らしでパートナーとは未入籍である。昨年度はアルバイトで年収は約180 万円であったが、4か月前から運送会社の正社員として宅配便の配送ドライバーとして働いている。Aさんは「妊娠したことはうれしい」と言い、妊婦健康診査は適切な間隔で受診している。今回の妊婦健康診査で、経過は順調であると確認された。Aさんは「体調は良いですが、重い荷物を運ぶのが不安になってきました」という。

52 助産師がAさんに優先して確認する必要があるのはどれか。

1.産前産後休業取得の予定
2.パートナーとの入籍予定
3.地区担当保健師との関わり
4.雇用者への配置換えの申請状況

解答

解説

 

 

 

 

 

次の文を読み52、53の問いに答えよ。
 Aさん(23 歳、初妊婦)。妊娠16週。1人暮らしでパートナーとは未入籍である。昨年度はアルバイトで年収は約180 万円であったが、4か月前から運送会社の正社員として宅配便の配送ドライバーとして働いている。Aさんは「妊娠したことはうれしい」と言い、妊婦健康診査は適切な間隔で受診している。今回の妊婦健康診査で、経過は順調であると確認された。Aさんは「体調は良いですが、重い荷物を運ぶのが不安になってきました」という。

53 妊娠30週。血圧150/95 mmHg、尿蛋白+、胎児推定体重は1,650 g。入院して治療をすることになった。パートナーとの入籍や同居の予定は未定である。Aさんから、入院費の支払いに不安があると助産師に申し出があった。このため、地区担当保健師に相談したところ、療養援護の助成を受けられることになった。
 Aさんが療養援護の助成を受けられることになった理由はどれか。2つ選べ。

1.昨年度の年収額
2.胎児発育不全<FGR>
3.妊娠高血圧症候群
4.人暮らし
5.未入籍

解答1・3

解説

 

 

 

 

 

次の文を読み54、55の問いに答えよ。
 開院して1年の産婦人科クリニック。分娩数は月20 件である。今まで夜間に分娩が重なることはなかった。ある日の夜勤は、分娩担当の助産師Aと褥婦担当の看護師の2名で勤務をしていた。陣痛室には分娩進行中の初産婦1名と経産婦1名がいた。初産婦が3日間便秘であったため助産師Aは浣腸を施行した。2名の産婦は順調に分娩が進行し、児の娩出時間はほぼ同時になった。初産婦の分娩は産科医が看護師と対応したので、助産師Aは1人で経産婦の分娩を介助し、児の臍帯切断を行った。看護師は両方の新生児への対応を行った。産科医は両方の産婦と新生児の健康状態に問題がないことを確認した。助産師Aは分娩介助の翌日から外来勤務だったため、分娩3日後に助産録の記載をした。

54 保健師助産師看護師法に規定される助産師の業務を踏まえ、助産師Aの勤務内容で改善が求められる行為はどれか。

1.初産婦に浣腸をしたこと
2.医師の立ち合いなしに分娩介助をしたこと
3.医師の立ち合いなしに臍帯切断をしたこと
4.助産録の記載を分娩3日後に行ったこと

解答

解説

 

 

 

 

 

55 初産婦は退院時に「お産の時、スタッフが忙しそうでナースコールを鳴らしてもすぐに来てもらえなかった」とスタッフに伝えた。
 今回の経過を踏まえた院内の取組みで、最も優先されるのはどれか。

1.分娩が安全に遂行できる業務手順を作成する。
2.助産師間で助産実践能力を相互評価する。
3.接遇に関する研修を実施する。
4.退院時アンケートを実施する。

解答

解説

 

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