第103回(H29) 保健師国家試験 解説【午後21~25】

 

21 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)で規定されている地域相談支援について正しいのはどれか。

1.地域定着支援を行う。
2.利用者の負担額は1割である。
3.障害支援区分の認定が必要である。
4.指定特定相談支援事業者が実施する。

解答

解説
1.〇 正しい。地域定着支援を行う。地域相談支援とは、地域移行支援及び地域定着支援をいう。その中の地域定着支援とは、居宅において単身などで生活する障害者との常時連絡体制を確保し、緊急の事態等に相談等便宜を供与することである。
2.× 利用者の負担はない
3.× 障害支援区分の認定は必要ない。市町村の支給する旨の決定を受ければよい。ちなみに、障害支援区分の認定が必要であるのは介護給付費等の支給を受けるときである。
4.× 実施するのは、指定特定相談支援事業者ではなく、指定一般相談支援事業者である。ちなみに、指定特定相談支援事業者は、計画相談支援を実施するところである。

 

 

 

 

 

22 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)について正しいのはどれか。

1.予防接種を行う疾病を定めている。
2.十分な説明と同意に基づいた入院勧告制度がある。
3.特定感染症指定医療機関は都道府県知事が指定する。
4.4類感染症を診断した医師は7日以内に届出を行わなければならない。

解答

解説
1.× 予防接種を行う疾病を定めているのは、『予防接種法』である。A類疾病とB類疾病が定められている。
2.〇 正しい。十分な説明と同意に基づいた入院勧告制度がある。感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)に、『都道府県知事は、1類、2類及び新型インフルエンザ等感染症の患者に対し、ー定の手続きを経て特定の医療機関への入院を勧告することができる』と定められている。
3.× 特定感染症指定医療機関は、都道府県知事ではなく、厚生労働大臣が指定する。特定感染症指定医療機関は、開設者の同意を得て、都道府県知事と協議のうえ、厚生労働大臣が指定する。
4.× 4類感染症ではなく、その他の5類感染症を診断した医師は7日以内に届出を行わなければならない。4類感染症、厚生労働省令で定める5類感染症、新型インフルエンザ等感染症の患者を診断した医師は、直ちに届出なければならない。

 

 

 

 

 

23 地域保健法における市町村の役割で正しいのはどれか。

1.健康危機管理の拠点
2.食品衛生に関する指導
3.関係機関への技術的な援助
4.地域保健対策に必要な人材の確保

解答

解説
1.× 健康危機管理の拠点は、保健所の役割である。平成12年の改正で、保健所に健康危機管理の拠点とする機能が加えられた。
2.× 食品衛生に関する指導は、保健所の役割である。保健所の役割のうち、栄養の改善及び食品衛生に関する事項に含まれる。
3.× 関係機関への技術的な援助は、都道府県の役割である。都道府県は市町村の求めに応じ、必要な技術的援助を与えるよう努めなければならない。
4.〇 正しい。地域保健対策に必要な人材の確保は、地域保健法における市町村の役割である。市町村は、地域保健対策が円滑に実施できるように、必要な施設の整備、人材の確保及び資質の向上等に努めなければならない。

 

 

 

 

 

24 障害児の放課後等デイサービスの定義を定めている法律はどれか。

1.児童福祉法
2.学校保健安全法
3.発達障害者支援法
4.障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)

解答

解説

放課後等デイサービスとは?

放課後等デイサービスとは、『学校教育法』1条に規定する学校に就学している障害児につき、授業の終了後又は休業日に児童発達支援センター等の施設に通わせ、①生活能力の向上のために必要な訓練、②社会との交流の促進その他の便宜を供与することをいう。

1.〇 正しい。児童福祉法は、障害児の放課後等デイサービスの定義を定めている法律である。
2.× 学校保健安全法は、主に①学校保健、②学校安全の体制、③健康診断などを定めている。
3.× 発達障害者支援法は、①発達障害の早期発見、②発達支援を行うことについて、国・地方公共団体の責務等を定めている。
4.× 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)は、障害者・障害児に対する障害福祉サービス、地域生活支援事業などを定めるものである。障害児の通所事業は平成24年から、原則として『児童福祉法』に移行している。

 

 

 

 

 

25 平成26年(2014年)の日本における各年代と年代別死因第1位の組合せで正しいのはどれか。

1.20歳代:自殺
2.30歳代:悪性新生物
3.40歳代:心疾患
4.50歳代:脳血管疾患
5.60歳代:肺炎

解答

解説

1.〇 正しい。20歳代の死因第1位は、自殺である。
2.× 30歳代の死因第1位は、悪性新生物ではなく、自殺である。ちなみに、悪性新生物は第2位である。
3.× 40歳代の死因第1位は、心疾患ではなく、悪性新生物である。ちなみに、心疾患は第3位である。
4.× 50歳代の死因第1位は、脳血管疾患ではなく、悪性新生物である。ちなみに、脳血管疾患は第3位である。
5.× 60歳代の死因第1位は、肺炎ではなく、悪性新生物である。ちなみに、肺炎は第3位までに入っていない。

(※データ引用:厚生労働省HPより、平成 26 年人口動態統計月報年計(概数)の概況

 

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