第105回(H31) 保健師国家試験 解説【午前51~55】

 

次の文を読み47〜49の問いに答えよ。
 平成26年(2014年)の医療法改正に伴い、A 県は平成28年度(2016年度)の第6次医療計画に地域医療構想を追記した。A 県および構想区域B、Cについて、厚生労働省の示す地域医療構想策定ガイドラインにより推計された2025年の必要病床数推計値を表に示す。

51 問診の場面で、母親は「Aは友達と活発に遊び、食欲も旺盛でとても元気です」と話した。Aちゃんは机の上に置いてある紙や鉛筆に興味を示し、保健師と母親を交互に見ていた。
 Aちゃんの発達を評価するために、保健師がAちゃんに直接行う質問として適切なのはどれか。2つ選べ。

1.「お口はどこですか」
2.「お名前はなんですか」
3.「この絵の中で犬はどれですか」
4.「昨日は何をして遊びましたか」
5.「2つの丸のうち大きいのはどちらですか」

解答2・5

解説
1.× 「お口はどこですか」
2.〇 正しい。「お名前はなんですか」
3.× 「この絵の中で犬はどれですか」
4.× 「昨日は何をして遊びましたか」
5.〇 正しい。「2つの丸のうち大きいのはどちらですか」

 

 

 

 

 

次の文を読み52、53の問いに答えよ。
 人口8万人のA市。定年が近い世代が多く居住しており、高齢化率は25 %、要介護認定率17 %、夜間人口が昼間人口に比べて高い。平成28年(2016年)の特定健康診査の実施率は45 %、特定保健指導の対象者割合は20 %であり、対象者には中性脂肪高値、次いで空腹時血糖高値を示す人が多い。特定保健指導対象者は増加傾向であるが、終了者はむしろ減少している。そこで、次年度から生活習慣病の重症化予防を目標に掲げ、重点的に取り組む計画である。

52 A市の状況から、生活習慣病の重症化予防対策を行う集団で最も優先度が高いのはどれか。

1.特定健康診査の受診者
2.特定健康診査の未受診者
3.特定健康診査の有所見者
4.特定保健指導の対象者
5.特定保健指導の未終了者

解答

解説
1.× 特定健康診査の受診者
2.× 特定健康診査の未受診者
3.× 特定健康診査の有所見者
4.× 特定保健指導の対象者
5.〇 正しい。特定保健指導の未終了者

 

 

 

 

 

次の文を読み52、53の問いに答えよ。
 人口8万人のA市。定年が近い世代が多く居住しており、高齢化率は25 %、要介護認定率17 %、夜間人口が昼間人口に比べて高い。平成28年(2016年)の特定健康診査の実施率は45 %、特定保健指導の対象者割合は20 %であり、対象者には中性脂肪高値、次いで空腹時血糖高値を示す人が多い。特定保健指導対象者は増加傾向であるが、終了者はむしろ減少している。そこで、次年度から生活習慣病の重症化予防を目標に掲げ、重点的に取り組む計画である。

53 A市では年々医療費が増大傾向にある。そのことを踏まえて、次年度から5か年の目標を設定し、生活習慣病の重症化予防のための事業計画を立案することになった。
 目標として設定する指標で最も優先されるのはどれか。

1.人工透析の新規導入者数
2.定期的に運動する人の数
3.特定健康診査受診者数
4.がんによる死亡者数
5.要介護認定者数

解答

解説
1.〇 正しい。人工透析の新規導入者数
2.× 定期的に運動する人の数
3.× 特定健康診査受診者数
4.× がんによる死亡者数
5.× 要介護認定者数

 

 

 

 

 

次の文を読み54、55の問いに答えよ。
 A さん(62歳、女性)。夫(67歳)と次男夫婦(ともに30代、会社員)の4人暮らしである。起立時にふらつきが見られたため、専門病院を受診したところ、脊髄小脳変性症と診断された。難病の医療費助成の申請書が保健所に届き、保健師は家庭訪問を実施した。Aさんは起立時にふらつくことはあるが、日常生活動作(ADL)は自立、専門病院に月1回、一人で受診している。既往歴に特記すべきことはない。脊髄小脳変性症については医師より病名の告知、説明は受けている。A さんは料理が好きで、食事の準備はA さんが行っている。

54 現時点で、保健師が行うA さんの支援で適切なのはどれか。

1.嚥下訓練の導入を計画する。
2.コミュニケーション手段を確立する。
3.料理が継続できるよう環境を整える。
4.訪問看護を導入し、ケア体制を整える。

解答

解説
1.× 嚥下訓練の導入を計画する。
2.× コミュニケーション手段を確立する。
3.〇 正しい。料理が継続できるよう環境を整える。
4.× 訪問看護を導入し、ケア体制を整える。

 

 

 

 

 

次の文を読み54、55の問いに答えよ。
 A さん(62歳、女性)。夫(67歳)と次男夫婦(ともに30代、会社員)の4人暮らしである。起立時にふらつきが見られたため、専門病院を受診したところ、脊髄小脳変性症と診断された。難病の医療費助成の申請書が保健所に届き、保健師は家庭訪問を実施した。Aさんは起立時にふらつくことはあるが、日常生活動作(ADL)は自立、専門病院に月1回、一人で受診している。既往歴に特記すべきことはない。脊髄小脳変性症については医師より病名の告知、説明は受けている。A さんは料理が好きで、食事の準備はA さんが行っている。

55 保健師が描いたAさん宅1階の見取り図を示す。A さんと夫は1階で生活をし、日中はリビングで過ごし、夜は和室で布団に寝ている。2階は次男家族が使用している。台所とリビング、浴室は1階のみにあり、大きな段差は廊下から玄関に降りるところのみである。
 Aさんの生活環境を改善するために現時点で優先度が高いのはどれか。

1.夜間のポータブルトイレの使用
2.夫婦の寝室を2階に移動
3.玄関にスロープを設置
4.ベッドの使用

解答

解説
1.× 夜間のポータブルトイレの使用
2.× 夫婦の寝室を2階に移動
3.× 玄関にスロープを設置
4.〇 正しい。ベッドの使用

 

 

 

※注意:著者は看護師で、解説はすべてオリジナルのものとなっています。私的利用の個人研究・自己研鑽のため作成いたしました。間違いや分からない点があることをご了承ください。またコメントにて解き方等教えてくださると幸いです。

 

問題引用:第105回保健師国家試験、第102回助産師国家試験、第108回看護師国家試験の問題および正答について

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。