第105回(H28) 看護師国家試験 解説【午前21~25】

 

21 注射針を皮膚に対して45〜90度の角度で刺入するのはどれか。

1.皮内注射
2.皮下注射
3.筋肉内注射
4.静脈内注射

解答3

解説

1.× 皮内注射は、皮膚に対して5~15度の角度で針を刺入する。なぜなら、表皮と真皮の間に刺入させるため。
2.× 皮下注射は、皮膚に対して10~30度の角度で針を刺入する、なぜなら、真皮と筋肉の間にある皮下組織に刺入させるため。
3.〇 正しい。筋肉内注射は、皮膚に対して45~90度の角度で針を刺入する。なぜなら、筋肉は皮下組織の下にあるため、。
4.× 静脈内注射は、皮膚に対して15~20度の角度で針を刺入する。

 

 

 

 

 

22 薬剤の血中濃度の上昇が最も速い与薬方法はどれか。

1.坐薬
2.経口薬
3.筋肉内注射
4.静脈内注射

解答4

解説

1.× 坐薬は、注射に比べると血中濃度が上昇するまでに時間がかかる。なぜなら、直腸粘膜から吸収されて血中に取り込まれるため。
2.× 経口薬は、注射に比べると血中濃度が上昇するまでに時間がかかる。なぜなら、消化管の粘膜から吸収され、門脈を経て肝臓で代謝されて血中に取り込まれるため。ちなみに、薬剤の血中濃度の上昇は最も遅くなる。
3.× 筋肉内注射は、静脈注射より薬剤の血中濃度の上昇は遅くなる。なぜなら、注射部位にもよるが、筋肉の層を経るため。
4.〇 正しい。静脈内注射は、薬剤の血中濃度の上昇が最も速い与薬方法である。なぜなら、静脈内に直接薬液を注入するため。

 

 

 

 

 

23 患者が自己採血で簡単に測定できるのはどれか。

1.血糖
2.カリウム
3.カルシウム
4.アルブミン

解答1

解説

糖尿病の指標である血糖は、自分で簡単に自己血糖測定器を用いて計測することができる。したがって、選択肢1.血糖が正しい。

 

 

 

 

 

24 ベンチュリーマスクの写真を下に示す。
 酸素流量の設定と併せて吸入酸素濃度を調節するのはどれか。

1.①
2.②
3.③
4.④

解答3

解説

1.× ①は、マスク本体である。
2.× ②は、蛇管(じゃかん)と呼ぶ酸素を送る管である。
3.〇 正しい。③は、ダイリュータで酸素流量の設定と併せて吸入酸素濃度を調節する。吸入酸素濃度別に6色に分けられている。
4.× ④は、酸素チューブである。

 

 

 

 

 

25 災害による心理的ストレスが身体反応として最も強く現れる時期はどれか。

1.発災後3〜7日
2.発災後週2〜1か月
3.発災後半年〜3年
4.発災後4年目以降

解答1

解説

1.〇 正しい。発災後3〜7日(発災後数日間)は、動悸・めまい・震え・呼吸が速くなる・血圧上昇・発汗などの身体反応がみられる時期である。これらの症状は数日で治まることが多い。
2.× 発災後週2〜1か月は、自分の置かれた状況がわかってきて、精神症状がはっきりしてくる時期である。つらい出来事がしばしばよみがえり、抑うつ感や罪悪感などがみられる。
3.× 発災後半年〜3年は、一般的に、災害後のストレス反応は時間の経過とともに改善される。ちなみに、精神症状が1か月以上続くと心的外傷後ストレス障害(PTSD)となる。
4.× 発災後4年目以降は、身体反応が最も強い時期とはいえないが、心的外傷後ストレス障害(PTSD)が継続することがある。

災害後にみられる主な精神症状

①再体験(フラッシュバック):心的外傷の原因となった出来事を繰り返して思い出したり、悪夢をみたりする症状。

②回避:心的外傷の原因となった出来事を連想させることや関連することを避けようとする。

③過覚醒:神経が高ぶった状態が続き、不安や不眠が強く現れ、集中することが困難となる。

 

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