第105回(H28) 看護師国家試験 解説【午後21~25】

 

21 経鼻経管栄養法の体位で適切なのはどれか。

1.Fowler<ファウラー>位
2.仰臥位
3.腹臥位
4.側臥位

解答1

解説

1.〇 正しい。Fowler<ファウラー>位や座位は、経鼻経管栄養法の体位として適切である。なぜなら、頭部が最も高い位置となり、重力により栄養剤の逆流を防止できるため。また、横隔膜や腹腔内臓器が重力により下がり、経鼻経管栄養剤の注入時に患者は安楽となる。
2~4.× 仰臥位/腹臥位/側臥位は、優先度は低い。なぜなら、栄養剤が逆流して気管へ入り、誤嚥を起こす危険性があるため。

 

 

 

 

 

22 成人用輸液セット1mL当たりの滴下数はどれか。

1.20滴
2.40滴
3.60滴
4.80滴

解答1

解説

選択肢1.20滴が正しい。成人用輸液セットは20滴で1mLである。ちなみに、小児用輸液セットは60滴で1mLである。

 

 

 

 

 

23 ゴム製湯たんぽに入れる湯の温度で適切なのはどれか。

1.40℃程度
2.60℃程度
3.80℃程度
4.100℃程度

解答2

解説

1.× 40℃程度は低すぎる。
2.〇 正しい。60℃程度がゴム製湯たんぽに入れる湯の温度として適切である。これ以上高い温度ではゴムの変質や劣化が起きてしまう。
3.× 80℃程度は、金属製やプラスチック製の湯たんぽの場合である。
4.× 100℃程度は高すぎる。

湯たんぽの温度
  • ゴム製:60℃前後
  • 金属製やプラスチック製:70~80℃

 

 

 

 

 

24 鼻腔内の吸引で正しいのはどれか。

1.無菌操作で行う。
2.吸引圧をかけた状態で吸引チューブを挿入する。
3.鼻翼から一定の距離で固定して吸引する。
4.吸引チューブを回転させながら吸引する。

解答4

解説

1.× 鼻腔内の吸引は、無菌操作で行う必要はない。なぜなら、鼻腔は外部環境と通じた部位であるため。一方、気管内吸引を行う際は無菌操作で行う。
2.× 吸引圧をかけた状態で吸引チューブを挿入することはしない。なぜなら、吸引圧をかけたまま挿入すると、鼻腔粘膜に吸い付き、粘膜を損傷する危険性があるため。吸引圧がかからないように挿入する。
3.× 鼻翼から一定の距離で固定して吸引することはしない。なぜなら、分泌物が貯留している場所は個人差があるため。吸引チューブは15~20cm挿入するが、固定はせず、この範囲内で、分泌物の量や吸引状況に合わせて挿入の長さを決める。
4.〇 正しい。吸引チューブを回転させながら吸引する。なぜなら、吸引チューブを回転させると、圧が一点にかかることと、鼻腔粘膜の損傷を防ぐことができるため。

 

 

 

 

 

25 母乳栄養で不足しやすいのはどれか。

1.ビタミンA
2.ビタミンB
3.ビタミンC
4.ビタミンE
5.ビタミンK

解答5

解説

 母乳にはビタミンKが不足している。ビタミンKが不足していると、頭蓋内出血や消化管出血(新生児メレナ)を起こすことがあるため、現在では、出生後、生後1週間(または退院時)、1か月健診時にビタミンK(K2シロップなど)を経口与薬している。したがって、選択肢5.ビタミンKが正しい。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)