第106回(H29) 看護師国家試験 解説【午前16~20】

 

16 目的とする効果が安定して発現するまでに最も時間がかかる薬はどれか。

1.睡眠薬
2.鎮痛薬
3.抗うつ薬
4.抗血栓薬

解答3

解説

1.× 睡眠薬は、1時間前後で発現する。ちなみに、作用時間の違いはあり、超短時間型、短時間型、中時間型、長時間型に分類される。
2.× 鎮痛薬は、数十分~数時間以内で出現する。
3.〇 正しい。抗うつ薬は、数日~数週間で出現する。精神療法や社会療法と並行しながら継続して服薬していく薬物である。
4.× 抗血栓薬は、数十分~数時間以内で出現する。抗血栓薬は、血栓ができる緊急疾患(脳梗塞や肺塞栓)で用いる。

 

 

 

 

 

17 医薬品表示を下に示す。
 劇薬の表示で正しいのはどれか。


1.①
2.②
3.③
4.④

解答4

解説

①劇薬の表示は、白地に赤枠赤字で「劇」。
②毒薬の表示は、黒地に白枠・白字で「毒」。

したがって、選択肢4.④が正しい。

 

 

 

 

 

18 自力での摂取が困難な臥床患者の食事介助で適切なのはどれか。

1.水分摂取の介助を控える。
2.仰臥位の姿勢を保持するよう介助する。
3.食事内容が見える位置に食器を配置する。
4.患者の下顎が上がるよう上方からスプーンで介助する。

解答3

解説

1.× 水分摂取の介助を控える必要はない。なぜなら、口腔内に水分を与えることで、唾液の分泌が促され、食塊の形成や移送を円滑にすることができるため。
2.× 仰臥位の姿勢を保持するよう介助する必要はない。なぜなら、仰臥位では食物が飲み込みにくいため誤嚥する恐れがあるため。坐位半坐位(ファーラー位)に体位を整えてから食事介助をする。やむを得ず仰臥位を維持しなければならない場合も、頚部がやや前屈位になるように枕の高さを調整する。
3.〇 正しい。食事内容が見える位置に食器を配置する。そうすることで、見た目の色や形からおいしさ・食欲を増進させることができる。
4.× 患者の下顎が上がるよう、上方からではなく下方からスプーンで介助する。下顎を挙上すると食物が気道に入りやすくなる。下顎が上がると嚥下物が気管に流れ込みやすくなり誤嚥のおそれがある。

 

 

 

 

 

19 足浴の効果で最も期待されるのはどれか。

1.食欲増進
2.睡眠の促進
3.筋緊張の亢進
4.皮膚温の低下

解答2

解説

足浴に期待できる効果とは?

清潔の保持、末梢循環の促進、血流障害の予防と改善、疼痛の緩和、リラクゼーション、睡眠の促進など。

1.× 食欲増進への直接的な効果は期待できない
2.〇 正しい。睡眠の促進される。なぜなら、足浴によって、下肢の皮膚温が一時的に上昇した後、熱放散が促進され、深部体温が低下し、眠気をもたらすため。
3.× 筋緊張の亢進ではなく、緩和する。
4.× 皮膚温の低下ではなく、上昇する。

 

 

 

 

 

20 療養施設、社会福祉施設等が集合して設置されている地域の昼間の騒音について、環境基本法に基づく環境基準で定められているのはどれか。

1.20dB以下
2.50dB以下
3.80dB以下
4.110dB以下

解答2

解説

 環境基本法に基づく騒音に係る環境基準では、「療養施設、社会福祉施設等が集合して設置される地域など特に静穏を要する地域」は、昼間で50dB以下夜間で40dB以下と定められている。したがって、選択肢2.50dB以下が正しい。

 

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