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問題101 二糖類はどれか。
1.ガラクトース
2.グルコース
3.スクロース
4.フルクトース
解答3
解説
1~2.4.× ガラクトース/グルコース/フルクトースは、単糖類である。
3.〇 正しい。スクロースは、二糖類である。なぜなら、スクロースは、グルコースとフルクトースの2つの単糖が結合してできているため。
【二糖類の代表一覧】
スクロース=グルコース+フルクトース
ラクトース=グルコース+ガラクトース
マルトース=グルコース+グルコース
問題102 唾液に含まれる消化酵素はどれか。
1.アミラーゼ
2.キモトリプシン
3.ペプシン
4.リパーゼ
解答1
解説
1.〇 正しい。アミラーゼは、唾液に含まれる消化酵素である。
・アミラーゼとは、でんぷんを分解して糖にする酵素である。体内では主に、膵臓、耳下腺(唾液腺)から分泌される。
2.× キモトリプシンは、膵臓から分泌されるタンパク質の分解酵素である。膵液に含まれる消化酵素はトリプシン、キモトリプシン、ヌクレアーゼ、膵アミラーゼ、リパーゼである。トリプシンとキモトリプシンは蛋白を、ヌクレアーゼは核酸を、アミラーゼはデンプンと糖質を、リパーゼは脂質を分解する。
3.× ペプシンとは、胃液中のペプシンと膵液中のトリプシンでたんぱく質を分解する。胃主細胞から分泌されたペプシノーゲンは、壁細胞が分泌する塩酸によりペプシンとなる。ペプシンは、胃底腺の主細胞の分泌物に由来するタンパク分解酵素である。蛋白質の消化酵素として、ペプシン(胃)、トリプシン(膵)、ペプチターゼ(膵・小腸)があげられる。
4.× リパーゼとは、膵炎(特に急性膵炎)の診断に用いられる酵素である。一般的に、リパーゼとは、中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに加水分解する反応を触媒する酵素である。

問題103 胃液の分泌を抑制するのはどれか。
1.アセチルコリン
2.ガストリン
3.セクレチン
4.ヒスタミン
解答3
解説
1.× アセチルコリンは、胃液の分泌を促進する。なぜなら、アセチルコリンは、副交感神経(迷走神経)を介して胃の分泌細胞を刺激するため。
・アセチルコリンとは、代表的な神経伝達物質であり、①運動神経の神経筋接合部、②交感神経および副交感神経の節前線維の終末、副交感神経の節後線維の終末などのシナプスで放出される。アセチルコリンは、中枢神経で働く場合と末梢神経で働く場合で作用が異なる。①運動神経の神経筋接合部では、筋収縮に作用する。
2.× ガストリンは、胃液の分泌を促進する。
・ガストリンとは、胃幽門前庭部と十二指腸上部のG細胞から分泌され、胃酸・ペプシノーゲンの分泌促進や胃運動促進の作用がある。一方、セクレチンは、十二指腸のS細胞から分泌される。胃酸分泌抑制や炭酸水素イオン分泌促進、膵液の分泌促進の作用がある。
3.〇 正しい。セクレチンは、胃液の分泌を抑制する。
・セクレチンとは、消化管ホルモンのひとつで、十二指腸のS細胞から分泌され、胃酸分泌抑制や炭酸水素イオン分泌促進、膵液の分泌促進の作用がある。
4.× ヒスタミンは、胃液の分泌を促進する。
・ヒスタミンとは、アレルギー様症状を呈する化学物質である。組織周辺の肥満細胞や血中の好塩基球がアレルギー反応の際に分泌される。血圧降下血管透過性亢進、血管拡張作用がある。胃壁細胞のヒスタミン受容体に結合して胃酸を分泌させる。
問題104 熱放散でないのはどれか。
1.蒸発
2.伝導
3.輻射
4.ふるえ
解答4
解説

(図引用:「輻射熱(放射熱)とは?」サーモバリア様HPより)
1.〇 蒸発は、熱放散の一つである。
・蒸発とは、汗などの水分が皮膚表面から蒸発するときに、その気化熱によって体の熱が外へ逃げる現象である。
2.〇 伝導は、熱放散の一つである。
・伝導とは、物質を介して熱が伝わることをいう。簡単にいうと、直接触れることによる熱の移動である。
3.〇 輻射は、熱放散の一つである。
・輻射とは、物質を介さず温度の高い方から低い方へ熱が伝わる現象のことである。
4.× ふるえは、「熱放散」ではなく熱産生のひとつである。
・ふるえ熱産生(小刻みな収縮:シバリングによって生体内で熱が産生される現象)が活発に行えるため。
熱には3つの熱伝導形態があり、①熱伝導、②対流熱、③熱放射である。
①熱伝導は、物質を介して熱が伝わることをいう。(簡単にいうと、直接触れることによる熱の移動)
②対流熱は、液体や気体の流れに乗って熱が移動することをいう。
③熱放射は、温度差がある物体の間で、熱が移動することをいう。
④エネルギー変換熱は、電磁波や超音波など体内で吸収されて熱エネルギーに変換することをいう。
問題105 高齢者の睡眠で正しいのはどれか。
1.中途覚醒が減少する。
2.レム睡眠の割合が減少する。
3.日内リズムが後ろにずれる。
4.深い睡眠(徐波睡眠)が増加する。
解答2
解説
1.× 中途覚醒が「減少」ではなく増加する。なぜなら、加齢に伴い、日中の活動量は減り、熟睡が困難になるため。また、身体的要因や疾患のために夜間睡眠が妨げられやすくなる。さらに、加齢や脳の器質的障害に伴うサーカディアンリズムの変化が生じる。
・中途覚醒とは、一度入眠したあと、翌朝起床するまでの間に何度も目が覚めてしまうことである。
2.〇 正しい。レム睡眠の割合が減少する。なぜなら、高齢者の睡眠では、若年者に比べて睡眠が浅く断片化しやすくなるため。
・レム睡眠とは、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われ、夢を見る浅い眠りである。目がぴくぴく活発に動く、Rapid Eye Movement(急速眼球運動)があることからREM(レム)睡眠と呼ばれる。
・ノンレム睡眠とは、脳の睡眠といわれ、①新陳代謝を促進する成長ホルモンの分泌が増加、②エネルギー代謝の抑制、③体温の低下があげられる。
3.× 日内リズムが「後ろ」ではなく前にずれる。なぜなら、高齢者では、早寝早起き傾向になるため。
4.× 深い睡眠(徐波睡眠)が「増加」ではなく減少する。なぜなら、加齢により睡眠の深さが保ちにくくなるため。したがって、最も深いノンレム睡眠である徐波睡眠が減る。
・徐波睡眠とは、深いノンレム睡眠の一段階であり、脳波にゆっくり大きな波(徐波)が現れる状態である。体と脳の回復、記憶の整理、成長ホルモンの分泌に重要な役割を担う睡眠である。
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