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問題31.有糸分裂で誤っているのはどれか。
1.核小体は消失する。
2.中心小体は両極に移動する。
3.紡錘糸は細胞膜に付着する。
4.染色体は赤道面に配列する。
解答3
解説
有糸分裂とは、細胞分裂の一種である。細胞分裂には主に「有糸分裂」と「減数分裂」があり、体の細胞が増えたり入れ替わったりするときに行われるのが有糸分裂である。一方、精子や卵をつくるときは減数分裂が行われる。
1.〇 正しい。核小体は消失する(有糸分裂の前期)。なぜなら、有糸分裂が始まると、核膜の分解とともに、核内でのリボソームRNA合成が停止し、核小体が見えなくなるため。
・核小体とは、細胞核の中に存在し、rRNAの転写やリボソームの構築が行われる。
2.〇 正しい。中心小体は両極に移動する(有糸分裂開始時)。なぜなら、中心小体は有糸分裂開始時に複製され、両極に分かれて紡錘体形成の起点となるため。
・中心小体とは、細胞分裂の開始に関わる。細胞分裂を開始する前に中心小体が分裂し、紡錘体を形成するなどの役割を持つ。
3.× 紡錘糸は、「細胞膜」ではなく中心体および染色体の動原体に付着する。
・紡錘糸とは、微小管から構成される構造で、有糸分裂の中期には中心体から伸びて動原体へ結合し、染色体を引っ張って分配する。
4.〇 正しい。染色体は赤道面に配列する。なぜなら、有糸分裂の中期では、紡錘糸によって染色体が細胞の中央である赤道面に整列するため。これは、各染色体の姉妹染色分体を均等に分けるための重要な準備段階である。
問題32.正しい組合せはどれか。
1.環椎横靱帯:歯突起
2.黄色靭帯:横突起
3.仙棘靭帯:岬角
4.三角靭帯:椎弓
解答1
解説
1.〇 正しい。環椎横靱帯:歯突起
環椎横靱帯は、歯突起の後面にある。
・歯突起とは、軸椎の突起のことをいう。
・環椎横靱帯は、歯突起を環椎の前弓に固定する役割を担っている。
2.× 黄色靭帯:横突起
・黄色靭帯とは、軸椎から第1仙椎までの上下に隣り合った椎骨の椎弓板の間に張る靭帯である。つまり、脊柱管の側後壁に沿って走行する。
3.× 仙棘靭帯:岬角
・仙棘靱帯とは、仙骨の外側縁から坐骨棘に向かう靱帯である。
4.× 三角靭帯:椎弓
・三角靭帯とは、足関節の内果に三角形状の靭帯ことで、①前脛距靭帯、②脛舟靭帯、③脛踵靭帯、④後脛距靭帯の4つの靭帯から構成されている。三角靭帯は、足関節の関節包内側部を補強する。外反ストレステストで検査する。
問題33.2か所で関節を形成する組合せはどれか。
1.鎖骨:肩甲骨
2.橈骨:尺骨
3.左寛骨:右寛骨
4.大腿骨:脛骨
解答2
解説
1.× 鎖骨:肩甲骨
鎖骨と肩甲骨は、「肩鎖関節」を構成するのみである。
2.〇 正しい。橈骨:尺骨
橈骨と尺骨は、近位・遠位の2か所で関節をつくる(近位橈尺関節・遠位橈尺関節)である。
3.× 左寛骨:右寛骨
左右の寛骨は、直接接していない。つまり関節を構成しない。左右の寛骨の間に、仙骨を介して「仙腸関節」で連結している。
4.× 大腿骨:脛骨
大腿骨と脛骨は、「膝関節」を構成するのみである。
問題34.下前腸骨棘に付着する筋はどれか。
1.大腿筋膜張筋
2.縫工筋
3.大腿直筋
4.腸骨筋
解答3
解説
1.× 大腿筋膜張筋の【起始】上前腸骨棘と大腿筋膜の内側、【停止】腸脛靭帯、脛骨外側顆前面の粗面、【作用】股関節屈曲、内旋、外転。膝関節伸展、【支配神経】上殿神経:L4~S1である。
2.× 縫工筋の【起始】上前腸骨棘、【停止】脛骨粗面の内側(鵞足を形成)、【作用】股関節屈曲、外転、外旋、膝関節屈曲、内旋、【神経】大腿神経である。
3.〇 正しい。大腿直筋は、下前腸骨棘に付着する筋である。大腿直筋の【起始】下前腸骨棘および寛骨臼の上縁、【停止】膝蓋骨、脛骨粗面、【作用】膝関節伸展、股関節屈曲、【神経】大腿神経である。
4.× 腸骨筋の【起始】腸骨窩全体、【停止】大腿骨の小転子である。大腰筋の【起始】第12腰椎~第4腰椎の椎体と椎間円板、すべての腰椎の肋骨突起、第12肋骨、【停止】大腿骨の小転子である。
問題35.一関節筋はどれか。
1.上腕二頭筋
2.縫工筋
3.大内転筋
4.腓腹筋
解答3
解説
1.× 上腕二頭筋は、二関節筋である。
・上腕二頭筋の【起始】長頭:肩甲骨の関節上結節、短頭:肩甲骨の烏口突起、【停止】橈骨粗面、腱の一部は薄い上腕二頭筋腱膜となって前腕筋膜の上内側に放散、【作用】肘関節屈曲、回外(長頭:肩関節外転、短頭:肩関節内転)、【神経】筋皮神経:C5,C6である。
2.× 縫工筋は、二関節筋である。
・縫工筋の【起始】上前腸骨棘、【停止】脛骨粗面の内側(鵞足を形成)、【作用】股関節屈曲、外転、外旋、膝関節屈曲、内旋、【神経】大腿神経である。
3.〇 正しい。大内転筋は、一関節筋である。
・大内転筋の【起始】恥骨下枝、坐骨枝、坐骨結節、【停止】恥骨筋線、大腿骨粗線の内側唇全長、内側上顆、【作用】股関節内転、前部:屈曲、後部:伸展、【神経】前部:閉鎖神経後枝、後部:坐骨神経(脛骨神経部)である。
4.× 腓腹筋は、二関節筋である。
・腓腹筋の【起始】外側頭:大腿骨外側上顆、内側頭:大腿骨内側上顆、【停止】踵骨腱(アキレス腱)となり踵骨隆起後面の中部、【作用】膝関節屈曲、足関節底屈、踵の挙上、【支配神経】脛骨神経:S1,S2である。
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