この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
問題11.正しい組合せはどれか。
1.成文法:判例法
2.不文法:条例
3.公法:柔道整復師法
4.私法:行政法
解答3
解説
1.× 判例法は、「成文法」ではなく不文法である。
2.× 条例は、「不文法」ではなく成文法である。
・成文法とは、立法機関や行政機関が正式な手続きを経て文書の形で制定された法の総称である。 (例:憲法、法律、条約、命令、条例など)
・不成文法(不文法)とは、文章として定められていないが、社会の慣行や正義・公平の理に基づいて法として認められるものである。 (例:不成文法=慣習法+条理)
3.〇 正しい。公法:柔道整復師法
・公法とは、国・地方公共団体同士の関係や、国・地方公共団体と個人との関係を規律する法律のことをいう。例えば、憲法や、刑法、訴訟法などである。 一方、私法とは、個人同士の関係を規律する法律のことをいう。例えば、民法や商法である。
4.× 行政法は、「私法」ではなく公法である。
・私法とは、個人同士の関係を規律する法律のことをいう。例えば、民法や商法である。
問題12.徒手筋力テストで若干の抵抗に打ち勝って完全に運動できる筋力の表示はどれか。
1.N・正常
2.G・優
3.F・良
4.P・可
解答2
解説
徒手筋力テスト(MMT:manual muscle testing)は、筋力を測定するための方法のひとつである。筋収縮のまったくみられない場合「0」、正常を「5」として6段階で評価する。
0(Zero:ゼロ):「筋収縮のまったくみられない」状態である。
1(trace:不可):「関節の運動は起こらないが、筋のわずかな収縮は起こる。筋収縮がみえる、または触知できる」状態である。
2(poor:可):「重力を除けば全可動域動かせる」状態である。
3(fair:良):「重力に打ち勝って全可動域動かせるが、抵抗があれば行えない」状態である。
4(good:優):「ある程度、徒手抵抗を加えても、全可動域動かせる」状態である。
5(normal:正常):「強い抵抗(最大抵抗)を加えても、完全に運動できる」状態である。
1.× N(Normal)・正常は、「強い抵抗(最大抵抗)を加えても、完全に運動できる」状態である。
2.〇 正しい。G(Good)・優は、「若干の抵抗(ある程度の徒手抵抗)に打ち勝って完全に運動できる」状態である。
3.× F(Fair)・良は、「重力に打ち勝って全可動域動かせるが、抵抗があれば行えない」状態である。
4.× P(Poor)・可は、「重力を除けば全可動域動かせる」状態である。
問題13.パーキンソン(Parkinson)病にみられる歩行異常はどれか。
1.はさみ状歩行
2.突進歩行
3.失調性歩行
4.間欠性跛行
解答2
解説
パーキンソン病とは、黒質のドパミン神経細胞の変性を主体とする進行性変成疾患である。4大症状として①安静時振戦、②筋強剛(筋固縮)、③無動・寡動、④姿勢反射障害を特徴とする。また、自律神経障害による便秘や起立性低血圧、排尿障害、レム睡眠行動障害などが起こる。レム睡眠行動障害とは、レム睡眠の時期に体が動き出してしまう睡眠障害の1つである。 睡眠時随伴症に分類される。
矛盾性運動(逆説的運動)とは、本来難易度が高いはずであるが、スムーズに足が出るといった現象である。すくみ足の症状があっても、床の上の横棒をまたぐことができること、リズムをとったり、視覚的な目標物を踏み越えさせたりすると、本来難易度が高いはずであるが、スムーズに足が出るといった現象である。ちなみに、階段昇降もこれに含まれ、平地歩行に比べて障害されにくい。階段昇降は、歩行の改善、下肢筋力強化の効果も期待される。
1.× はさみ状歩行(痙性対麻痺歩行)は、足尖で歩行し、両膝をするように歩くものを指す。脳性麻痺児や両下肢痙性対麻痺患者に見られる。
2.〇 正しい。突進歩行は、パーキンソン病にみられる歩行異常である。
・突進歩行とは、前のめりになって、急に小走りの状態で、何かにぶつかるまで自分の意志で止まることができない症状である。突進歩行はパーキンソン病の症状(姿勢反射障害や寡動)で生じる。
3.× 失調性歩行(酩酊歩行、よろめき歩行、ワイドベースとも)は、運動失調(小脳障害・前庭障害)で起こる歩行障害である。
4.× 間欠性跛行とは、歩行を続けると下肢の痛みと疲労感が強くなり、足を引きずるようになるが、休むと再び歩けるというものである。「体幹前傾」ではなく休むと改善する。腰部脊柱管狭窄症の症状で生じる。
問題14.体表から触知できない関節はどれか。
1.環軸関節
2.胸鎖関節
3.手根中手関節
4.仙腸関節
解答1
解説
1.× 環軸関節は、体表から触知できない関節である。なぜなら、環軸関節は、第1頸椎(環椎:C1)と第2頸椎(軸椎:C2)の間にある深部の関節であるため。
2.〇 胸鎖関節は、体表から触知できる関節である。なぜなら、胸鎖関節は、胸骨柄と鎖骨の胸骨端との間にある浅い位置の関節であるため。
3.〇 手根中手関節は、体表から触知できる関節である。なぜなら、手根中手関節は、手根骨と中手骨基部の間にある浅い位置の関節であるため。
4.〇 仙腸関節は、体表から触知できる関節である。なぜなら、仙腸関節は、仙骨と腸骨の間に位置にある浅い位置の関節であるため。
問題15.循環血液量異常によるショックの症状で誤っているのはどれか。
1.冷汗
2.呼吸不全
3.顔面紅潮
4.脈拍触知不可
解答3
解説
ショックとは、体液の喪失、心臓機能の低下、血管系虚脱などにより組織への酸素供給が障害され、放置すれば進行性に全身の臓器還流障害から急速に死に至る重篤な病態である。頻度的に最も多いのは出血性ショックである。出血性ショックとは、外傷や、消化管などからの出血によって血液循環量の低下が原因で起こるショックのことである。術後出血が原因となることもある。
【ショックの診断】
・心拍数:100回/分以上
・呼吸数:22回/分以上
・低血圧(収縮期血圧90mmHg)、または通常の血圧から30mmHgの低下
・尿量:0.5mL/kg/時
・意識障害が見られる。
1.〇 正しい。冷汗は、循環血液量異常によるショックの症状である。なぜなら、ショックでは血圧低下に対して交感神経が反射的に興奮し、末梢血管収縮と発汗を促すため。つまり、発汗中枢が刺激されて汗腺から汗が分泌されるが、皮膚温が低いため、それが冷たく感じられる「冷汗」として現れる。
2.〇 正しい。呼吸不全(呼吸数の増加)は、循環血液量異常によるショックの症状である。なぜなら、血圧の低下や組織への酸素供給低下などを受けて、身体は酸素不足を補うため。大量出血後、頻呼吸→浅呼吸→呼吸停止と進行することがある(代謝性アシドーシス)。
3.× 顔面紅潮は、循環血液量異常によるショックの症状ではない。むしろ、顔面蒼白が起こる。なぜなら、皮膚血流が著しく減少するため。
・顔面紅潮とは、皮膚内にある毛細血管が拡張して血液がうっ滞するために皮膚が赤くみえている状態である。毛細血管は、自律神経による支配を受けているため、運動や怒り、不安、興奮等で交感神経が刺激されると血管は収縮し顔面紅潮につながる。
4.〇 正しい。脈拍触知不可は、循環血液量異常によるショックの症状である。なぜなら、血圧が著しく低下すると末梢血管が収縮し、橈骨動脈などの末梢脈拍が弱く、触知できなくなるため。
国試オタク 