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問題116.感染源対策はどれか。
1.手洗い
2.予防接種
3.患者の隔離
4.コンドーム使用
解答3
解説
1.× 手洗いは、病原体の伝播経路を断つ方法である。
2.× 予防接種は、宿主側に免疫を与え、感染への抵抗力を高める方法である。
3.〇 正しい。患者の隔離は、感染源対策である。なぜなら、感染症患者は病原体の排出源であり、その隔離によって病原体の拡散を防止できるため。感染源対策とは、「病原体を閉じ込める」「除去する」ことが目的であり、隔離・治療・保菌者の除菌などが該当する。
4.× コンドーム使用は、病原体の伝播経路を断つ方法である。
問題117.正しいのはどれか。
1.防腐は微生物を死滅させて腐敗を防ぐ。
2.殺菌はすべての微生物を死滅させて除去する。
3.滅菌は生体に有害な病原微生物だけを殺滅または減少させる。
4.消毒は人体に有害な病原微生物を選択的に減少または死滅させる。
解答4
解説
1.× 防腐は、微生物を「死滅」ではなく発育・増殖を抑えて腐敗を防ぐ。
・防腐とは、食品や木材、金属、遺体などが微生物の繁殖や化学反応によって腐敗・劣化するのを防ぐことを指す。主に細菌やカビの活動を抑えるため、薬剤の使用、低温保存、乾燥、密封などの方法が用いられる。
2.× すべての微生物を死滅させて除去するのは、殺菌ではなく「滅菌」である。
・滅菌とは、物体の表面または容器内のすべての生命形態(細菌、ウイルス、胞子、真菌など)を完全に除去または死滅させるプロセスを指す。
・殺菌とは、一部を殺しただけでも「殺菌した」と言える状態であるため、この用語を使う場合は、有効性を保証したものではないともいえる。
3.× 生体に有害な病原微生物だけを殺滅または減少させるのは、滅菌ではなく「消毒」である。
・消毒とは、病原性微生物を、害の無い程度まで減らしたり、あるいは感染力を失わせたりして、毒性を無力化させることである。
4.〇 正しい。消毒は、人体に有害な病原微生物を選択的に減少または死滅させる。
・無菌とは、すべての菌が存在しない状態である。
・滅菌とは、物体の表面または容器内のすべての生命形態(細菌、ウイルス、胞子、真菌など)を完全に除去または死滅させるプロセスを指す。
・消毒とは、病原性微生物を、害の無い程度まで減らしたり、あるいは感染力を失わせたりして、毒性を無力化させることである。
・殺菌とは、一部を殺しただけでも「殺菌した」と言える状態であるため、この用語を使う場合は、有効性を保証したものではないともいえる。
・静菌とは、菌をしずめている状態で、菌を殺さないがその増殖を止めている状態を指す。対象や程度を含まない概念である。
・除菌とは、菌をのぞいている状態で、対象物から菌を除いて減らしている状態である。
・抗菌とは、菌をふせぐことで、細菌の増殖を阻止する(抑制する)ことである。菌を殺したり減少させたりするのではなく、繁殖を阻止する(抑制する)対象や程度を含まない概念である。
問題118.喫煙による屋内の空気汚染に関連する物質でないのはどれか。
1.一酸化炭素
2.窒素酸化物
3.浮遊粒子状物質
4.光化学オキシダント
解答4
解説
1.〇 一酸化炭素は、喫煙によって発生する。なぜなら、タバコの燃焼は不完全燃焼を伴うため。
・一酸化炭素とは、換気をしないままガスが燃え続けると、空気(酸素)不足で不完全燃焼を起こし、発生する物質である。 一酸化炭素の特徴として、毒性が強く、無色・無臭であるため、気づかないうちに頭痛・吐き気・耳鳴りなどの中毒症状を起こし、重症になると死に至る場合もある。
2.〇 窒素酸化物は、喫煙によって発生する。なぜなら、タバコの燃焼時に窒素が酸化されるため。
・窒素酸化物とは、物が高い温度で燃えたときに、空気中の窒素(N)と酸素(O2)が結びついて発生する、一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)などのことをいう。ちなみに、光化学オキシダントとは、大気汚染物質である窒素酸化物と炭化水素類が太陽光(紫外線)エネルギーに反応して発生するもので、光化学スモッグを引き起こす。
3.〇 浮遊粒子状物質は、喫煙によって発生する。なぜなら、タバコ煙にはPM2.5レベルの微小粒子が多く含まれるため。これが室内浮遊粒子状物質の主成分となる。
・浮遊粒子状物質とは、大気中にして存在する粒径10μm以下の粒子のことをさす。人為起源と自然起源の物が混在しており、発生源から直接的に排出された粒子と、ガス状物質が大気中で粒子化した二次生成粒子がある。浮遊粒子状物質は視程の低下を招くばかりではなく特に徴粒子は、ガス状の大気汚染物質と共存することにより人の健康に悪影を及ぼす(※参考:「大気汚染の定義と汚染物質」環境省HPより)。
4.× 光化学オキシダントは、喫煙による屋内の空気汚染に関連する物質でない。なぜなら、光化学オキシダントは屋外で窒素酸化物や炭化水素が太陽光の紫外線を受けて二次的に生成される物質であるため。
・光化学オキシダントとは、大気汚染物質である窒素酸化物と炭化水素類が太陽光(紫外線)エネルギーに反応して発生するもので、光化学スモッグを引き起こす。
問題119.水道法による水質基準で検出されてはならないのはどれか。
1.塩化物イオン
2.硝酸態(性)および亜硝酸態(性)窒素
3.大腸菌
4.遊離残留塩素
解答3
解説
水道法とは、上水道事業について定める日本の法律である。第4条において水質基準が定められている(※参考:「水道法」厚生労働省HPより)。
【水質汚濁の指標】①水素イオン濃度、②生物化学的酸素要求量、③化学的酸素要求量、④浮遊物質量、⑤溶存酸素量、⑥大腸菌群数、⑦総窒素、⑧総リン、⑨n-へキサン抽出物質などがあげられる。

(※引用:「水道法第4条に基づく水質基準」厚生労働省様HPより)
1.〇 塩化物イオンは、水道法による水質基準で検出されてもよい。塩化物イオンは、検出されてもよいが基準値(200 mg/L以下)が定められている。
2.〇 硝酸態(性)および亜硝酸態(性)窒素は、水道法による水質基準で検出されてもよい。硝酸態(性)および亜硝酸態(性)窒素は、検出されてもよいが基準値(10mg/L以下)が定められている。
3.× 大腸菌は、水道法による水質基準で検出されてはならない。なぜなら、大腸菌は糞便による汚染を示す衛生指標であるため。「検出されないこと」が基準値となっている。
4.〇 遊離残留塩素は、水道法による水質基準で検出されてもよい。むしろ、水道水の遊離残留塩素は、蛇口(給水栓)で0.1mg/L以上を保持することが水道法で義務付けられており、これは消毒効果を保つための最低基準である。
問題120.廃棄物処理の理念で「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に規定されていないのはどれか。
1.再生の抑制
2.処理施設の確保
3.適正処理の確保
4.廃棄物の減量化
解答1
解説
廃棄物の処理及び清掃に関する法律とは、廃棄物の排出抑制と処理の適正化により、生活環境の保全と公衆衛生の向上を図ることを目的とした法律である。ちなみに、悪臭防止法とは、工場やその他の事業場における事業活動に伴って発生する悪臭を規制することにより、悪臭防止対策を推進し、生活環境を保全、国民の健康の保護に資することを目的とする法律である。
1.× 再生の抑制が、廃棄物処理の理念で「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に規定されていない。
なぜなら、廃棄物処理法の理念は「再生の促進」であり、「抑制」ではないため。廃棄物を可能な限り資源として再利用することが求められている。
2.〇 処理施設の確保は、第八条(一般廃棄物処理施設の許可)から記載されている。廃棄物処理の適正化には、焼却・最終処分・リサイクル施設などの整備・確保が必要である。
3.〇 適正処理の確保は、第十三条の十二(産業廃棄物適正処理推進センターの指定)から記載されている。廃棄物の不法投棄や不適切処理を防ぐことが、法律の根幹的な目的である。廃棄物は公害や感染源となりうるため、処理工程全体で法的管理が求められている。
4.〇 廃棄物の減量化は、第二条の四(国民の責務)に記載されている。また、法律の第一目的が「廃棄物の発生抑制」である。
(※引用:「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」e-GOV法令検索様HPより)
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