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問題31.脳脊髄液がくも膜下腔に流出する部位はどれか。
1.側脳室
2.室間孔
3.第三脳室
4.第四脳室
解答4
解説

(※図引用:「脳(矢状断)」illustAC様HPより)
脳脊髄液とは、中枢神経系を保護・栄養する液体である。脳脊髄液は、脳室・くも膜下腔に存在し、神経組織の代謝産物を除去したり、機械的保護を担う液体である。
脳脊髄液は、脳室系を通って流れ、最終的にくも膜下腔へ出て循環する。
①側脳室(左右)→(室間孔〔モンロー孔〕)→②第三脳室→(中脳水道〔Sylvius管〕)→③第四脳室→(正中孔・外側孔)→④くも膜下腔(脳と脊髄を包む空間)→くも膜顆粒から静脈洞へ吸収
1.× 側脳室(の脈絡叢)は、脳脊髄液が産生される場所である。
2.× 室間孔は、側脳室と第三脳室をつなぐ通路である。
3.× 第三脳室は視床の両側に位置し、視床を包囲するように存在している。
4.〇 正しい。第四脳室は、脳脊髄液がくも膜下腔に流出する部位である。
・第四脳室とは、脳幹と小脳に挟まれた空間を指す。
問題32.中胚葉から分化するのはどれか。
1.表皮
2.腎臓
3.膵臓
4.脊髄
解答2
解説
外胚葉:神経(脳・脊髄)・表皮(毛・爪)・感覚器(視・聴覚)
中胚葉:骨格(軟骨)・筋・循環器系(心臓・血管・リンパ)・泌尿生殖器(腎臓・精巣・子宮・卵巣)
内胚葉:消化器(胃・腸)・呼吸器(気管・肺)・尿路系(膀胱・尿道)
1.× 表皮は、外胚葉由来である。
2.〇 正しい。腎臓は、中胚葉から分化する。
3.× 膵臓は、内胚葉由来である。
4.× 脊髄は、外胚葉由来である。
問題33.上肢帯の骨に起始し、上腕骨に停止する筋はどれか。
1.大菱形筋
2.棘下筋
3.小胸筋
4.僧帽筋
解答2
解説
1.× 大菱形筋の【起始】第2~4胸椎の棘突起および棘上靭帯、【停止】肩甲骨内側縁(肩甲棘より下部)である。
・小菱形筋の【起始】下部項靭帯、第7頸椎と第1胸椎の棘突起、【停止】肩甲骨内側縁(肩甲棘より上部)、【神経】肩甲背神経である。
・菱形筋とは、①大菱形筋と②小菱形筋がある。菱形筋の作用は、肩甲骨を上内方に引く。支配神経は、肩甲背神経である。
2.〇 正しい。棘下筋は、上肢帯の骨(肩甲骨)に起始し、上腕骨に停止する筋である。
・棘下筋の【起始】肩甲骨の棘下窩、棘下筋膜の内側、【停止】上腕骨大結節の中部、【作用】肩関節外旋、上部は外転、下部は内転、【神経】肩甲上神経である。
3.× 小胸筋の【起始】第2(3)~5肋骨表面、【停止】肩甲骨の烏口突起、【作用】肩甲骨を前下に引く。このとき下角が後内側に回旋する。肩甲骨を固定すると肋骨を引き上げる。【支配神経】内側および外側胸筋神経である。
4.× 僧帽筋の【起始】後頭骨上項線、外後頭隆起、項靭帯、第7頸椎以下全胸椎の棘突起および棘上靭帯、【停止】肩甲骨の肩甲棘と肩峰の上縁および鎖骨外側1/3(三角筋の起始範囲とほぼ同じ)、【作用】上部:肩甲骨と鎖骨の肩峰端を内上方にあげる。中部:肩甲骨を内側に引く。下部:肩甲骨を内下方に引き下げると同時にその下角を外側に回旋する、【神経】副神経(外枝)と頸神経叢の筋枝である。
問題34.血管および神経の走行部位で正しいのはどれか。
1.筋皮神経は上腕骨外科頸に沿って走行する。
2.上腕動脈は上腕骨の後面を通る。
3.大腿動脈は大腿骨頸に沿って走行する。
4.尺骨神経は上腕骨内側上顆の後面を通る。
解答4
解説
1.× 上腕骨外科頸に沿って走行するのは、「筋皮神経」ではなく腋窩神経である。
・筋皮神経とは、頚から出た腕神経の束から枝分かれした神経である。主に、上腕二頭筋と前腕外側の感覚を司る。
2.× 上腕動脈は、上腕骨の「後面」ではなく前内側(前方)を通る。上腕二頭筋内側縁に沿って肘窩へ至る。
3.× 「大腿動脈」ではなく内側大腿回旋動脈は、大腿骨頸に沿って走行する。
・内側大腿回旋動脈は、大腿動脈(→深大腿動脈)から分岐する。この動脈は、大腿骨頭と関節の血液供給に重要な役割を果たす。
4.〇 正しい。尺骨神経は、上腕骨内側上顆の後面を通る。
・尺骨神経とは、上腕の内側から前腕の内側を通る。小指側の感覚と手指・手首の運動を支配する。尺骨神経麻痺の症状として、Froment徴候陽性や鷲手がみられる。
問題35.股関節で誤っているのはどれか。
1.臼状関節である。
2.関節円板がある。
3.大腿骨頭靭帯がある。
4.大腿骨頭には骨頭窩がある。
解答2
解説
1.〇 正しい。臼状関節である。臼状関節は、股関節のみである。
2.× 関節円板は「ない」。
・関節円板とは、帽子のように下顎頭にぶらさがっていて、顎が動くときに、骨と骨がこすれないように、クッションの役割をはたす組織である。ほかにも、関節円板は、①顎関節、②胸鎖関節、③肩鎖関節、④下橈尺関節、⑤橈骨手根関節にある。
3.〇 正しい。大腿骨頭靭帯がある。
・大腿骨頭靭帯とは、大腿骨頭と臼蓋を連結している靭帯である。股関節内転を制限し、脱臼の予防に働く靭帯である。大腿骨頭靱帯(大腿骨頭)の主要な血液供給源の動脈は、大腿骨頭靭帯動脈である。この動脈は閉鎖動脈から分岐される。大腿骨頭靭帯動脈の特徴として、細い血管であるため、栄養血管としての役割は小さい。
4.〇 正しい。大腿骨頭には骨頭窩がある。大腿骨頭の中央やや下方にはくぼみを「骨頭窩」という。そこに大腿骨頭靭帯が付着している。
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