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問題56.脊髄神経とその数との組合せで正しいのはどれか。
1.頸神経:8対
2.胸神経:13対
3.腰神経:4対
4.仙骨神経:3対
解答1
解説

(※画像引用:医療法人鉄蕉会様HP)
1.〇 正しい。頸神経:8対
・頸神経は、8対である。
2.× 胸神経は、「13対」ではなく12対である。
3.× 腰神経は、「4対」ではなく5対である。
4.× 仙骨神経は、「3対」ではなく5対である。
問題57.表皮の最表層はどれか。
1.有棘層
2.顆粒層
3.淡明層
4.角質層
解答4
解説
表皮は、「基底層→有棘層→顆粒層→角質層」の順に深層から浅層となる。
1.× 有棘層は、角質層を1層とすると3層目である。
2.× 顆粒層は、角質層を1層とすると2層目である。
3.× 淡明層は、角質層の下に存在するが、厚い皮膚(手掌・足底)にのみ見られる層である。
4.〇 正しい。角質層は、表皮の最表層である。
・角質層とは、表皮の最表層であり、皮膚のバリア機能を担う。
問題58.聴覚の情報が伝達される経路で正しいのはどれか。
1.外耳道→鼓膜→キヌタ骨→ツチ骨→アブミ骨→鼓室階→前庭階
2.外耳道→鼓膜→ツチ骨→キヌタ骨→アブミ骨→前庭階→鼓室階
3.外耳道→ツチ骨→キヌタ骨→アブミ骨→鼓膜→前庭階→鼓室階
4.外耳道→キヌタ骨→ツチ骨→アブミ骨→鼓膜→鼓室階→前庭階
解答2
解説

(※図引用:「耳の構造・説明図」illustAC様より)
1.× 外耳道→鼓膜→キヌタ骨→ツチ骨→アブミ骨→鼓室階→前庭階
3.× 外耳道→ツチ骨→キヌタ骨→アブミ骨→鼓膜→前庭階→鼓室階
4.× 外耳道→キヌタ骨→ツチ骨→アブミ骨→鼓膜→鼓室階→前庭階
これらはどこか誤っている。
2.〇 正しい。外耳道→鼓膜→ツチ骨→キヌタ骨→アブミ骨→前庭階→鼓室階
・鼓膜とは、外耳と中耳を隔てる薄い膜状の構造物で、音波の振動を受け取り、骨伝導によって中耳へ伝達する。鼓膜から、ツチ骨→キヌタ骨→アブミ骨の順に伝わっていく。
・前庭階とは、内耳(蝸牛)の中にある空間の1つである。
・鼓室階とは、中耳に位置し、空気を含んだ空間である。鼓膜と聴小骨(槌骨、砧骨、琴柱)が音振動を伝達する。
問題59.ヤコビー線はどれか。
1.第7頸椎棘突起先端を通る水平線
2.左右の肩甲棘内側縁を結んだ線
3.左右の肋骨弓の最低点を結んだ線
4.左右の腸骨稜の最高点を結んだ線
解答4
解説
1.× 第7頸椎棘突起先端を通る水平線
2.× 左右の肩甲棘内側縁を結んだ線
3.× 左右の肋骨弓の最低点を結んだ線
これらで、何か名称がありましたら、コメント欄にて教えてください。
4.〇 正しい。左右の腸骨稜の最高点を結んだ線がヤコビー線である。第4・5腰椎の棘突起間にある。腰椎穿刺や脊髄くも膜下麻酔を安全に行うための基準となる。
問題60.三叉神経の圧痛点はどれか。
1.眼窩上孔
2.茎乳突孔
3.内耳孔
4.大口蓋孔
解答1
解説
1.〇 正しい。眼窩上孔は、三叉神経の圧痛点である。
・バレー(Valleix)氏圧痛点:三叉神経の各枝は、頭蓋底にある穴を通って顔面骨にある穴から出てそれぞれの支配領域に分布する。
①第Ⅰ枝の眼神経:眼窩上孔から
②第Ⅱ枝の上顎神経:眼窩下孔から
③第Ⅲ枝の下顎神経:オトガイ孔から出ており、その部分を皮膚の上から押すと痛みが起こす。
2.× 茎乳突孔は、顔面神経の出口である。
3.× 内耳孔は、顔面神経、内耳神経、迷路動脈の入口である。
4.× 大口蓋孔とは、大口蓋管(大口蓋神経、大口蓋動・静脈)の出口となる。
大後頭孔(後頭骨):延髄、副神経、椎骨動·静脈
舌下神経管(後頭骨):舌下神経
上眼窩裂(蝶形骨):動眼・滑車・外転神経、眼神経、上眼静脈
下眼窩裂(蝶形骨-上顎骨頬骨間):眼窩下神経、頬骨神経、下眼静脈
視神経管(蝶形骨-小翼):視神経、眼動脈
正円孔(蝶形骨-大翼):上顎神経
卵円孔(蝶形骨-大翼):下顎神経
棘孔(蝶形骨-大翼):下顎神経硬膜枝、中硬膜動脈
破裂孔(蝶形骨-側頭骨間):頚動脈管(内頸動脈)
内耳孔(側頭骨-錐体):顔面神経、内耳神経、迷路動脈
頚静脈孔(側頭骨):内頚静脈、舌咽神経、迷走神経、副神経
茎乳突孔(側頭骨):顏面神経
下顎孔(下顎骨-下顎枝):下歯槽神経、下歯槽動・静脈
オトガイ孔(下顎骨-下顎体):オトガイ神経、オトガイ動・静脈
眼窩上孔(前頭骨):眼窩上神経外側枝
眼窩下孔(上顎骨):眼窩下神経
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