第21回（H25年）はり師きゅう師国家試験 解説【午後111～115】

解答４

解説
１．×　天渓は、前胸部、第4肋間、前正中線の外方6寸に位置する。

２．×　天髎は、肩甲部、肩甲骨上角の上方陥凹部に位置する。

３．×　天泉は、上腕前面、上腕二頭筋長頭と短頭の間、腋窩横紋前端の下方2寸に位置する。

４．〇　正しい。天府は、上腕二頭筋の外側縁にある経穴である。天府は、上腕前外側、上腕二頭筋外側縁、腋窩横紋前端の下方3寸に位置する。

解答２

解説
１．×　小腸経の絡穴は、支正である。支正は、前腕後内側、尺骨内縁と尺側手根屈筋の間、手関節背側横紋の上方5寸に位置する。つまり、肘関節から下方7寸である。

２．〇　正しい。心包経の金穴は、肘関節から最も遠い。心包経の金穴は、間使である。間使は、前腕前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方3寸に位置する。つまり、肘関節から下方9寸である。

３．×　肺経の郄穴は、孔最である。孔最は、前腕前外側、尺沢と太淵を結ぶ線上、手関節掌側横紋の上方7寸に位置する。つまり、肘関節から下方5寸である。

４．×　三焦経の土穴は、天井である。天井は、肘後面、肘頭の上方1寸、陥凹部に位置する。

解答１

解説
１．〇　正しい。天鼎は、胸鎖乳突筋の後縁で輪状軟骨の高さにある経穴である。天鼎は、前頸部、輪状軟骨と同じ高さ、胸鎖乳突筋の後縁に位置する。

２．×　扶突は、前頸部、甲状軟骨上縁と同じ高さ、胸鎖乳突筋の前縁と後縁の間に位置する。

３．×　水突は、前頸部、輪状軟骨と同じ高さ、胸鎖乳突筋の前緑に位置する。胸鎖乳突筋をはさんで、天鼎（大腸経）と同じ高さにあたる。

４．×　人迎は、前頸部、甲状軟骨上緑と同じ高さ、胸鎖乳突筋の前縁、総頚動脈上に位置する。扶突（大腸経）の内方にあたる。

解答１

解説
１．〇　正しい。腓骨の後方、外果尖の上方７寸は、陽維脈の郄穴（陽交）の部位である。陽交は、下腿外側、腓骨の後方、外果尖の上方7寸に位置する。外丘と飛揚（膀胱経）との間にあたる。

２．×　腓骨の前方、外果尖の上方７寸は、胆経の郄穴の外丘である。外丘は、下腿外側、腓骨の前方、外果尖の上方7寸に位置する。陽交と下巨虚（胃経）との間にあたる。

３．×　腓骨の前方、外果尖の上方３寸は、八会穴の髄会の懸鍾である。懸鍾は、下腿外側、腓骨の前方、外果尖の上方3寸に位置する。跗陽（膀胱経）の前方にあたる。

４．×　腓骨とアキレス腱の間、崑崙の上方３寸は、陽蹻脈の郄穴の跗陽である。跗陽は、下腿後外側、腓骨とアキレス腱の間、崑崙の上方3寸に位置する。

解答１

解説
１．〇　正しい。期門は、自経（肝）にある募穴である。期門は、前胸部、第6肋間、前正中線の外方4寸に位置する。巨闕（任脈）の外方4寸にあたる。

２．×　巨闕は、任脈にある募穴である。巨闕は、上腹部、前正中線上、臍中央の上方6寸に位置する。

３．×　天枢は、胃経（大腸）にある募穴である。天枢は、上腹部、臍中央の外方2寸に位置する。

４．×　章門は、肝経（脾）にある募穴である。章門は、側腹部、第11肋骨端下縁に位置する。