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問題41 柔道整復師名簿に登録されないのはどれか。
1.現住所
2.性別
3.試験合格の年月
4.再免許の旨
答え.1
解説
第2条(名簿の登録事項)
柔道整復師名簿には、次に掲げる事項を登録する。
①登録番号及び登録年月日
②本籍地都道府県名、氏名、生年月日及び性別
③試験合格の年月
④免許の取消し又は業務の停止の処分に関する事項
⑤再免許の場合には、その旨
⑥柔道整復師免許証又は柔道整復師免許証明書を書換え交付し、又は再交付した場合には、その旨並びにその理由及び年月日
⑦登録の消除をした場合には、その旨並びにその理由及び年月日
(※引用:「柔道整復師法施行規則」厚生労働省HPより)
1.× 現住所は、柔道整復師名簿に登録されない。
登録事項は上記のとおりである。本籍地都道府県名は登録される。
2~4.〇 性別/試験合格の年月/再免許の旨は、柔道整復師名簿に登録される。
根拠法令は、柔道整復師法施行規則第2条(名簿の登録事項)である。
問題42 柔道整復師の免許申請で不要なのはどれか。
1.戸籍抄本
2.医師の診断書
3.養成施設の卒業証書
4.合格証書の写し
答え.3
解説
第一条の三(免許の申請)免許を受けようとする者は、様式第一号による申請書を厚生労働大臣に提出しなければならない。
2 前項の申請書には、次に掲げる書類を添えなければならない。
①柔道整復師国家試験の合格証書の写し又は合格証明書
②戸籍の謄本若しくは抄本又は住民票の写し
③精神の機能の障害又は麻薬、大麻若しくはあへんの中毒者であるかないかに関する医師の診断書
(※引用:「柔道整復師法施行規則」厚生労働省HPより)
1.〇 戸籍抄本
戸籍の謄本若しくは抄本又は住民票の写しが必要となる。ちなみに、戸籍抄本とは、戸籍に記載されている方のうち一人または複数人の身分事項を証明するものである。戸籍に記載されている方が、夫婦と未婚の子が二人の場合、子一人のみの身分事項を証明しても夫婦のみの身分事項を証明してもどちらも戸籍抄本となる。また、戸籍謄本と戸籍抄本で証明される身分事項について違いない。
2.〇 医師の診断書
なぜなら、精神の機能の障害又は麻薬、大麻若しくはあへんの中毒者であるかないかを確認するため。
3.× 養成施設の卒業証書は、柔道整復師の免許申請で不要である。
ただし、柔道整復師国家試験の受験資格を得るには、高校卒業後に文部科学大臣指定の学校もしくは都道府県知事指定の柔道整復師養成施設において3年以上学び、指定のカリキュラムを修了する必要である。
4.〇 合格証書の写し
又は、合格証明書が必要となる。
問題43 業務独占のみの職種はどれか。
1.医師
2.薬剤師
3.はり師
4.診療放射線技師
答え.3
解説
名称独占資格とは、資格がなくてもその業務に従事する事はできるが、資格取得者のみ特定の資格名称(肩書き)を名乗ることができ、資格を所有していない者が法律に定める特定の名称を名乗ることができない資格のことをいう。つまり、作業療法士の仕事は、資格を無くても行うことができるが、「私は作業療法士です」と名乗ることはできないということである。
業務独占とは、国家資格を持たないものが、その名称を用いて当該業務に従事することはできないこと。(例:医者など)
1.× 医師
名称独占と業務独占である。医師とは、患者の容態・問診・検査データなどから病名と病状を確定する診断と、投薬や手術などにより病状を改善させる治療を行う専門職種である。これは医師法により定められている行為で、医師だけに許されている。ちなみに、医師法とは、医師全般の職務・資格などを規定する日本の法律である。つまり、一般人には禁止されている医療行為を、医師という有資格者に限って許可する法律である。
2.× 薬剤師
名称独占と業務独占である。薬剤師とは、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格で、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどる職種である。
3.〇 正しい。はり師は、業務独占のみの職種である。
ほかにも、主に、柔道整復師、きゅう師、あん摩、歯科技工士が業務独占のみの職種である。
4.× 診療放射線技師
名称独占と業務独占である。診療放射線技師とは、放射線技術の専門知識を生かして、放射線や検査の説明、目的に応じた撮影、三次元画像などの作成や読影の補助、診療上の説明を受ける方へ判りやすい画像提供など、手術サポートおよび放射線治療などを行う専門職である。
業務独占とは、国家資格を持たないものが、その名称を用いて当該業務に従事することはできないこと(例:医者など)。一方、名称独占資格とは、資格がなくてもその業務に従事する事はできるが、資格取得者のみ特定の資格名称(肩書き)を名乗ることができ、資格を所有していない者が法律に定める特定の名称を名乗ることができない資格のことをいう。つまり、作業療法士の仕事は、資格を無くても行うことができるが、「私は作業療法士です」と名乗ることはできないということである。
問題44 柔道整復師の施術で応急手当として行えるのはどれか。
1.単純エックス線撮影
2.外科手術
3.止血剤の注射
4.骨折の施術
答え.4
解説
1.× 単純エックス線撮影
これは、診療放射線技師が行える。診療放射線技師とは、放射線技術の専門知識を生かして、放射線や検査の説明、目的に応じた撮影、三次元画像などの作成や読影の補助、診療上の説明を受ける方へ判りやすい画像提供など、手術サポートおよび放射線治療などを行う専門職である。
2.× 外科手術
これは、医師が行える。医師とは、患者の容態・問診・検査データなどから病名と病状を確定する診断と、投薬や手術などにより病状を改善させる治療を行う専門職種である。これは医師法により定められている行為で、医師だけに許されている。ちなみに、医師法とは、医師全般の職務・資格などを規定する日本の法律である。つまり、一般人には禁止されている医療行為を、医師という有資格者に限って許可する法律である。
3.× 止血剤の注射
これは、止血剤の注射が行える。これは、医師や看護師(※一部制限あり)が行える。
4.〇 正しい。骨折の施術は、柔道整復師の施術で応急手当として行える。
柔道整復師法第十七条(施術の制限)において、「柔道整復師は、医師の同意を得た場合のほか、脱臼又は骨折の患部に施術をしてはならない。ただし、応急手当をする場合は、この限りでない」と記載されている(※引用:「柔道整復師法」e-GOV法令検索様HPより)。
問題45 柔道整復師が行う脱臼の施術に対する医師の同意で正しいのはどれか。
1.整復を行う際に必要である。
2.同意を証する文書が必要である。
3.同意を受けた事実は施術録に記載する。
4.同意には歯科医師が含まれる。
答え.3
解説
1.× かならずしも、整復を行う際に必要とはいえない。
ただし、骨折及び脱臼については、緊急の場合を除き、あらかじめ医師の同意を得ることが必要である。
2.× かならずしも、同意を証する文書が必要とはいえない。
なぜなら、骨折及び脱臼については、緊急の場合は、医師の同意なしで行えるため。柔道整復師法第十七条(施術の制限)において、「柔道整復師は、医師の同意を得た場合のほか、脱臼又は骨折の患部に施術をしてはならない。ただし、応急手当をする場合は、この限りでない」と記載されている(※引用:「柔道整復師法」e-GOV法令検索様HPより)。
3.〇 正しい。同意を受けた事実は施術録に記載する。
なぜなら、施術録とは、療養費支給申請の根拠となる資料であるため。施術内容や期間、費用などを記載する。
4.× 同意には、歯科医師は「含まれない」。
同意を得る医師は、整形外科医に限定したものではないが、主治医から得るのが望ましい。ただし、歯科医師の同意書は認められない。なぜなら、医師と歯科医師は、根本的に別の資格であるため。