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問題51 転写の意味で正しいのはどれか。
1.DNAからmRNAが読まれる。
2.mRNAを核外へ輸送する。
3.mRNAがリボソームと結合する。
4.tRNAがmRNAを認識する。
答え.1
解説
DNA(デオキシリボ核酸)は、「ヌクレオチド」が連続した鎖状の構造をもつ。ヌクレオチドは、①リン酸、② デオキシリボース(五炭糖)、③塩基(グアニン、 アデニン、チミン、 シトシンの中のいずれか1つ)より構成される。その際に、アデニンはチミンと、グアニンはシトシンと結合し互いにねじれて二重らせん構造をとる。
1.〇 正しい。DNAからmRNAが読まれる。
DNAは遺伝情報を保持しており、その情報は、DNAからRNAへの転写と、RNAからタンパク質への翻訳というプロセスを経てタンパク質の合成に関与する。
2.× mRNAを核外へ輸送する。
これは、転写後の過程である。スプライシングとは、DNAから転写されたmRNA(伝令RNA)前駆体に含まれるタンパク質合成に不必要な部分(イントロン)を除き、必要な部分(エキソン)を連結する反応である。
3.× mRNAがリボソームと結合する。
これは、転写後(翻訳)の過程である。mRNAを核外へ輸送し、mRNAがリボソームと結合する。リボソームRNAはリボソームの骨格をなすRNA分子で、タンパク質合成の中枢を担う全生物にとって必須の分子である。リボソームRNAは、量的にも細胞中の全RNAの約60%を占める最多のRNA分子である。
4.× tRNAがmRNAを認識する。
これは、転写後の過程である。tRNA(転移RNA)の働きは、アミノ酸を結合し、タンパク質の合成の場(リボソーム)に供給する。
問題52 硝子軟骨を有するのはどれか。
1.鼻軟骨
2.肋軟骨
3.耳介軟骨
4.喉頭蓋軟骨
答え.2
解説
軟骨は、軟骨基質の性質により、主に①硝子軟骨、②線維軟骨、③弾性軟骨の3種類に分類される。
①硝子軟骨:関節軟骨、肋軟骨、鼻軟骨、気管軟骨、骨端軟骨などに存在する。軟骨の中で最も一般的な種類である。
②線維軟骨:椎間円板の線維輪、恥骨結合、半月板などに存在する。豊富な膠原線維を含み、圧迫や牽引に対する抵抗性が高い。
③弾性軟骨:耳介軟骨、喉頭蓋軟骨、耳管軟骨などに存在する。弾性線維を豊富に含み、柔軟性と弾力性に優れている。
1.△ 鼻軟骨は、一般に硝子軟骨に分類される。
鼻中隔軟骨や鼻翼軟骨などは硝子軟骨で構成されている。したがって、解剖学的には本選択肢も正しいと考えられる。ただし、本国家試験の公式正答には含まれていない。
2.〇 正しい。肋軟骨は、硝子軟骨である。
肋軟骨は、肋骨と胸骨などを連結する軟骨であり、硝子軟骨に分類される。硝子軟骨は、関節軟骨、骨端軟骨、気管軟骨、鼻軟骨などにも認められる。
3.× 耳介軟骨は、弾性軟骨である。
耳介軟骨は、弾性線維を豊富に含む弾性軟骨で構成されている。柔軟性と弾力性を持ち、耳介の形状を維持する役割がある。
4.× 喉頭蓋軟骨は、弾性軟骨である。
喉頭蓋軟骨は、弾性軟骨に分類される。喉頭蓋は嚥下時に喉頭入口部を覆い、食物などが気道へ侵入するのを防ぐ働きに関与する。
※本問題の公式正答は「2.肋軟骨」であるが、鼻軟骨も一般に硝子軟骨に分類されるため、解剖学的には「1.鼻軟骨」も正しいと考えられる。国家試験の公式正答と解剖学的知識を区別して理解する必要がある。
問題53 胸骨角が連結する肋軟骨はどれか。
1.第1肋軟骨
2.第2肋軟骨
3.第3肋軟骨
4.第4肋軟骨
答え.2
解説

(※図引用:「イラスト素材:胸郭 正面」illustAC様より)
1.× 第1肋軟骨
第1肋軟骨は、胸骨の最上部で胸骨柄と接続する。
2.〇 正しい。第2肋軟骨は、胸骨角が連結する肋軟骨である。
胸骨角とは、胸の中央で鎖骨よりやや足側にある突起である。 胸骨柄と胸骨体の結合部であり、第2肋骨が付着する。
3~4.× 第3肋軟骨/第4肋軟骨
第3/4肋軟骨は、胸骨体の上部に接続する。
問題54 成人の脊柱を構成する骨の数はどれか。
1.16
2.26
3.36
4.46
答え.2
解説

(※図引用:「イラスト素材:脊柱(側面)」illustAC様より)
頚椎:7つの骨
胸椎:12つの骨
腰椎:5つの骨
仙骨:約5つの骨が融合して1つの骨を形成
尾骨:約4つの骨が融合して1つの骨を形成
したがって、成人の脊柱を構成する骨の数は合計26個となる。
1.× 16/36/46
成人の脊柱を構成する骨の数ではない。
2.〇 正しい。26個は、成人の脊柱を構成する骨の数である。
問題55 上腕骨の小結節稜に停止するのはどれか。
1.棘上筋
2.棘下筋
3.大円筋
4.小円筋
答え.3
解説
1.× 棘上筋
【起始】肩甲骨の棘上窩、棘上筋膜の内側、【停止】上腕骨大結節の上部、【作用】肩関節外転、【神経】肩甲上神経
2.× 棘下筋
【起始】肩甲骨の棘下窩、棘下筋膜の内側、【停止】上腕骨大結節の中部、【作用】肩関節外旋、上部は外転、下部は内転、【神経】肩甲上神経
3.〇 正しい。大円筋は、上腕骨の小結節稜に停止する。
【起始】肩甲骨の下角部、棘下筋膜下部外面、【停止】上腕骨の小結節稜、【作用】肩関節内転、内旋、伸展、【神経】肩甲下神経
4.× 小円筋
【起始】肩甲骨後面の外側部上半、【停止】上腕骨大結節の下部、大結節稜の上端、【作用】肩関節外旋、【神経】腋窩神経
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