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問題1 尽己竢成はどれか。
1.心身の力を最大限に効率的に使い社会に対して善い方向に用いること。
2.相手を敬い他人他国も共に栄え発展していくこと。
3.結果を焦らず最後まで諦めずに取り組み成功を待つこと。
4.道にしたがって勝利をおさめ行いにおいて人を害さないこと。
解答3
解説
1.× 心身の力を最大限に効率的に使い社会に対して善い方向に用いること。
これは、精力善用(※読み:せいりょくぜんよう) の説明である。嘉納治五郎が創始した講道館柔道の指針として掲げられている言葉である。
2.× 相手を敬い他人他国も共に栄え発展していくこと。
これは、自他共栄(※読み:じたきょうえい) の説明である。嘉納治五郎が創始した講道館柔道の指針として掲げられている言葉である。
3.〇 正しい。結果を焦らず最後まで諦めずに取り組み成功を待つこと。
これは、尽己竢成(おのれをつくしてなるをまつ)の説明である。
「尽己」は、己を尽くす=自分にできる努力を全うすることを意味する。
「竢成」は、成るを待つ=成功・完成の時を待つことを意味する。
4.× 道にしたがって勝利をおさめ行いにおいて人を害さないこと。
これは、精力善用と自他共栄の意味が合わさった言葉である。
問題2 患者とのコミュニケーションで情緒的対応でないのはどれか。
1.傾聴
2.保護
3.共感
4.支持
解答2
解説
情緒的対応とは、患者の不安や苦痛などの感情を受け止め、安心感を与える関わりである。代表例は「傾聴・共感・支持」である。
1.〇 傾聴は、情緒的対応である。なぜなら、患者の話を丁寧に聴くこと自体が、患者の感情を受け止めて安心感を与える関わりであるため。
・傾聴とは、患者の話を遮らないように聞く態度のことであり、そのこと自体が精神療法的な意味をもつ。
2.× 保護は、患者とのコミュニケーションで情緒的対応でない。なぜなら、保護は、患者の感情に寄り添う対応というより、安全確保や危険回避を目的とした管理的・保護的関わりであるため
・保護とは、行動制限や安全確保などの管理的・保護的関わりを指す。
3.〇 共感は、情緒的対応である。なぜなら、共感は患者の感情や立場を理解し、その気持ちに寄り添って関わる対応であるため。
・共感とは、患者の感情についての理解を伝えることである。例えば、「それはさぞ心配でしょう」、「突然のことで、気持ちが追いつかないのですね」など。
4.〇 支持は、情緒的対応である。なぜなら、支持は患者を認め、安心感や自信を与えることで心理的に支える対応であるため。
・支持とは、患者の存在や努力、考えを肯定的に受け止めることを指す。例えば、「一人ではない」「大丈夫」「そのままでよい部分がある」と感じられるよう援助することである。
問題3 療養費が給付されるのはどれか。
1.病院での手術
2.保険薬局での調剤
3.柔道整復師による施術
4.歯科診療所での治療
解答3
解説
やむを得ない事情で保険証を提示できない(現物給付(注)を受けられない)場合に、本人が一時的に、かかった医療費を立替え払いしておき、あとで国民健康保険が負担する額の払い戻しをうけることをいいます。(※引用:「療養費」八王子市HPより)
【さらに一言】健康保険では、保険医療機関(病院・診療所)や保険薬局で、マイナ保険証等を使って一部負担金を支払い、診察・処置・投薬・調剤を受けるのは「療養の給付」である。これに対し、やむを得ない場合や特別な類型では、あとから保険者から支給される「療養費」がある。
1~2.4.× 病院での手術/保険薬局での調剤/歯科診療所での治療/は、原則として療養の給付である。
・健康保険では、病院・診療所で保険証を使って受ける診察、処置(手術)、投薬などは療養の給付に当たる。
3.〇 正しい。柔道整復師による施術は、療養費が給付される。協会けんぽは、整骨院・接骨院などで柔道整復師の施術を受けた場合について、一定の条件を満たせば保険の対象となり、療養費として支給されると案内している。対象になるのは主に、急性・亜急性の外傷性の打撲、捻挫、挫傷、骨折、脱臼などである。なお、骨折・脱臼は応急処置を除いて医師の同意が必要である。
問題4 施術管理者の研修項目に含まれないのはどれか。
1.職業倫理
2.混合診療
3.施術所管理
4.安全な臨床
解答2
解説

(※図引用:「柔道整復師の資格を取得される皆様、関係の皆様へ」全国柔整鍼灸協同組合)
施術管理者とは、施術所に勤務する柔道整復師、はり師、きゅう師又はあん摩マッサージ指圧師が行う施術も含め、施術所における療養費の受領委任に係る取扱い全般を管理する者のことを指します。
1.〇 職業倫理/施術所管理/安全な臨床/は、施術管理者の研修項目に含まれている。
・ 厚生労働省の施術管理者研修の標準カリキュラムでは、主要分野として「(1)職業倫理」、「(2)適切な保険請求」「(3)適切な施術所管理」「(4)安全な臨床」などが示されている(※上図参照)。
2.× 混合診療は、施術管理者の研修項目に含まれない。
・混合診療とは、一般に保険診療と保険外診療を併用することをめぐる医療保険制度上の概念として使われるものである。メリットは、保険診療だけでは受けられない新しい治療や先進的な薬・検査を選びやすくなる点である。一方、デメリットは、保険外の部分が自己負担となるため、患者の負担額が大きくなりやすい点である。
(公的)医療保険とは、私たちやその家族が、病気やケガをしたときに医療費の一部を公的な機関が負担する制度のことである。日本では「国民皆保険」といって、すべての人が何らかの公的医療保険に加入している
問題5 定型的鎖骨骨折の転位の組合せで正しいのはどれか。
1.近位骨片は上方:遠位骨片は短縮
2.近位骨片は上方:遠位骨片は後方
3.近位骨片は前方:遠位骨片は短縮
4.近位骨片は前方:遠位骨片は後方
解答1
解説
定型的鎖骨骨折は、近位骨片が胸鎖乳突筋の作用で後上方に転移する。遠位骨片は、大胸筋の作用で短縮(下方)に転移する。
1.〇 正しい。近位骨片は上方:遠位骨片は短縮
・近位骨片が胸鎖乳突筋の作用で後上方に転移する。胸鎖乳突筋の【起始】胸骨部:胸骨柄前面、鎖骨部:鎖骨の胸骨端、【停止】乳様突起、後頭骨の上項線の外側部、【作用】両側が同時に作用すると首をすくめて顎を突き出す。片側が働けば顔面を対側に回す。吸息の補助、【支配神経】副神経外枝、頸神経叢筋枝(C2,C3)である。
・遠位骨片は、大胸筋の作用で短縮(下方)に転移する。大胸筋の【起始】鎖骨部:鎖骨内側1/2~2/3、胸肋部:胸骨前面と上5~7個の肋軟骨、腹部:腹直筋鞘前葉の表面、【停止】上腕骨の大結節稜、【作用】肩関節内転・内旋、鎖骨部:肩甲骨屈曲、腹部:肩関節下制、【神経】内側および外側胸筋神経である。
2.× 近位骨片は上方:遠位骨片は後方
3.× 近位骨片は前方:遠位骨片は短縮
4.× 近位骨片は前方:遠位骨片は後方
これらは、定型的鎖骨骨折の転位の組合せとして異なる。
国試オタク 