第34回(R8年)はり師きゅう師国家試験 解説【午前11~15】

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

 

問題11 あはき法で、はり師、きゅう師の免許の効力が発生するのはどれか。

1.学校または養成施設を卒業したとき
2.はり師、きゅう師国家試験に合格したとき
3.はり師、きゅう師名簿に登録されたとき
4.施術所開設の届出が受け付けられたとき

解答

解説
1.× 学校または養成施設を卒業したときは、まだ免許の効力は発生しない。なぜなら、国家試験を合格していない可能性があるため。

2.× はり師、きゅう師国家試験に合格したときは、まだ免許の効力は発生しない。なぜなら、名簿登録を済ませなければ免許証が交付されないため。

3.〇 正しい。はり師、きゅう師名簿に登録されたときは、あはき法で、はり師、きゅう師の免許の効力が発生する。これらは、あはき法の3条に規定されている(※参考:「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」よりe-GOV法令検索様HPより)

4.× 施術所開設の届出が受け付けられたときは、まだ免許の効力は発生しない。なぜなら、施設と個人の問題であるため。

 

 

 

 

 

問題12 あはき法で、業務開始の届出が必要なのはどれか。

1.専ら出張のみによって業務を行う施術者
2.自らの施術所の開設届出を済ませている施術者
3.施術所で新たに雇われる施術者
4.自らの施術所の施術料金の改定をした施術者

解答

解説
1.〇 正しい。専ら出張のみによって業務を行う施術者は、あはき法で、業務開始の届出が必要である。
・第九条の三において「専ら出張のみによつてその業務に従事する施術者は、その業務を開始したときは、その旨を住所地の都道府県知事に届け出なければならない。その業務を休止し、若しくは廃止したとき又は休止した業務を再開したときも、同様とする」と記載されている(※引用:「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」e-GOV法令検索様HPより)。

2.× 自らの施術所の開設届出を済ませている施術者
3.× 施術所で新たに雇われる施術者
4.× 自らの施術所の施術料金の改定をした施術者
これらは、あはき法で、業務開始の届出が必要「とはいえない」。

 

 

 

 

 

問題13 あはき法に基づいて罰金に処せられる行為はどれか。

1.外科手術
2.薬品投与
3.薬品投与の指示
4.はり施術部位の消毒義務違反

解答

解説
1~3.× 外科手術/薬品投与/薬品投与の指示は、第4条で禁止されているものの、第13条の8の罰金条文で直接列挙されていない。
・第四条において、「施術者は、外科手術を行い、又は薬品を投与し、若しくはその指示をする等の行為をしてはならない」と記載されている(※引用:「あはき法」e-GOV法令検索様HPより)。

4.〇 正しい。はり施術部位の消毒義務違反は、あはき法に基づいて罰金に処せられる行為である。
これは、第13条8項に規定されている。
【30万円以下の罰金】
①患部への施術の規定に違反した者
②広告制限の規定に違反した者
はり師の消毒の規定に基づく指示に違反した者
④業務の停止を命ぜられた者で、当該停止を命ぜられた期間中に、業務を行ったもの。
⑤規定による届出をせず、又は虚偽の届出をした者
⑥規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者
⑦規定に基づく処分又は命令に違反した者
⑧規定に基づく業務停止の処分に違反した者
(※引用:「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」e-GOV法令検索様HPより)

 

 

 

 

 

問題14 特定健康診査について定めている法律はどれか。

1.医療法
2.健康増進法
3.地域保健法
4.高齢者の医療の確保に関する法律

解答

解説

特定健康診査とは?

特定健康診査とは、40~74歳までの医療保険加入者を対象に実施されるものである。特定健診で行う検査は、主に①身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)、②血中脂質検査(中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール)、③肝機能検査(GOT・GPT・γ-GTP)、④血糖検査(空腹時血糖・HbA1c)、⑤尿検査(尿糖・尿蛋白)などである。

さらに、詳細項目があげられる。詳細項目とは、厚生労働大臣が定める基準に基づき医師が必要と認めるときに実施する追加項目である。①貧血検査、②心電図検査、③眼底検査、④血症クレアチニン検査があげられる。

1.× 医療法とは、病院、診療所、助産院の開設、管理、整備の方法などを定める日本の法律である。①医療を受けるものの利益と保護、②良好かつ適切な医療を効率的に提供する体制確保を主目的としている。

2.× 健康増進法とは、国民の健康維持と現代病予防を目的として制定された日本の法律である。都道府県と市町村は、地域の実情に応じた健康づくりの促進のため、都道府県健康増進計画(義務)および市町村健康増進計画(努力義務)を策定する。

3.× 地域保健法とは、地域保健対策の推進に関する基本指針、保健所の設置その他地域保健対策の推進に関し基本となる事項を定めることにより、母子保健法その他の地域保健対策に関する法律による対策が地域において総合的に推進されることを確保し、地域住民の健康の保持及び増進に寄与することを目的として制定された法律である。

4.〇 正しい。高齢者の医療の確保に関する法律は、特定健康診査について定めている。特に、第18条第1項に「特定健康診査」の定義と基本指針が示されている。
・高齢者の医療の確保に関する法律とは、国民の高齢期における適切な医療の確保を図るため、医療費の適正化を推進するための計画の作成および保険者による健康診査等の実施に関する措置を講ずるとともに、高齢者の医療について、国民の共同連帯の理念等に基づき、前期高齢者に係る保険者間の費用負担の調整、後期高齢者に対する適切な医療の給付等を行うために必要な制度を設け、もって国民保健の向上および高齢者の福祉の増進を図ることを目的とした法律である。

 

 

 

 

 

問題15 上肢の神経の走行について正しいのはどれか。

1.筋皮神経は上腕骨解剖頸に沿って走行する。
2.正中神経は上腕骨結節間溝を通る。
3.尺骨神経は上腕骨外側上顆後面を通る。
4.橈骨神経は上腕骨体後面を通る。

解答

解説
1.× 「筋皮神経」ではなく腋窩神経は、上腕骨解剖頸に沿って走行する。ちなみに、筋皮神経は、烏口腕筋を貫いて上腕前面を下行する神経である。

2.× 「正中神経」ではなく上腕二頭筋長頭腱は、上腕骨結節間溝を通る。
・正中神経とは、腕神経叢を出たのち上腕骨に沿って走り、前腕では橈骨と尺骨の間を走り、手根管をくぐりぬけて、主に手の親指側に分布する。支配する感覚の領域は手のひら側の親指から薬指の半分とその下の手のひら、手背側では親指から薬指の半分の指先である。正中神経麻痺で、tear drop sign(ティア ドロップ サイン)または、perfect O(パーフェクト Oテスト)や、Phalen(ファレンテスト)が陽性となる。ファーレン徴候(Phalen徴候)とは、手首を曲げて症状の再現性をみる検査である。perfect O(パーフェクト Oテスト)とは、親指と人差し指の先端をくっつけて丸形を作る検査である。

3.× 尺骨神経は、上腕骨「外側」ではなく内側上顆後面を通る。
・尺骨神経は、上腕骨内側上顆と肘頭の間(肘部管)を通過する。
・ファニーボーンとは、ひじの内側にある骨の出っぱりに尺骨神経が通っていて、そこをぶつけると「ジーン」と強いしびれが広がる部分である。

4.〇 正しい。橈骨神経は上腕骨体後面を通る
・橈骨神経は、上腕後面を走り、橈骨神経溝を経由して肘では外側に出る。外側上顆付近で深枝と浅枝に分かれる。
・橈骨神経麻痺とは、母指背側の感覚障害と上腕三頭筋・腕橈骨筋・長、短橈側手根伸筋、総指伸筋などの伸筋群の麻痺(下垂手)を認める。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)