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問題31.内胚葉から分化するのはどれか。
1.眼球
2.大脳
3.肝臓
4.骨格筋
解答3
解説
外胚葉:神経(脳・脊髄)・表皮(毛・爪)・感覚器(視・聴覚)
中胚葉:骨格(軟骨)・筋・循環器系(心臓・血管・リンパ)・泌尿生殖器(腎臓・精巣・子宮・卵巣)
内胚葉:消化器(胃・腸)・呼吸器(気管・肺)・尿路系(膀胱・尿道)
1.× 眼球は、主に外胚葉由来である。
2.× 大脳は、主に外胚葉由来である。
3.〇 正しい。肝臓は、内胚葉から分化する。
4.× 骨格筋は、主に中胚葉由来である。
問題32.大腿骨転子窩に停止するのはどれか。
1.半膜様筋
2.内閉鎖筋
3.腸骨筋
4.恥骨筋
解答2
解説
1.× 半膜様筋の【起始】坐骨結節、【停止】脛骨粗面、脛骨内側顆の後部、斜膝窩靭帯、膝窩筋筋膜、【作用】股関節伸展、内転、内旋、膝関節屈曲である。
2.〇 正しい。内閉鎖筋は、大腿骨転子窩に停止する。
・内閉鎖筋の【起始】骨盤の内面で閉鎖膜とそのまわり、【停止】転子窩の上部、【作用】股関節外旋である。
3.× 腸骨筋の【起始】腸骨窩全体、【停止】大腿骨の小転子、【作用】股関節屈曲、外旋である。
4.× 恥骨筋の【起始】恥骨櫛、恥骨筋膜、【停止】恥骨筋線、【作用】股関節内転、屈曲である。
問題33.ラムダ縫合を形成するのはどれか。
1.前頭骨と頭頂骨
2.側頭骨と後頭骨
3.蝶形骨と前頭骨
4.頭頂骨と後頭骨
解答4
解説

(※図引用:「イラスト素材:頭蓋骨(側面)」illustAC様HPより)
1.× 前頭骨と頭頂骨は、冠状縫合である。
2.× 側頭骨と後頭骨は、後頭乳様縫合である。
3.× 蝶形骨と前頭骨は、蝶前頭縫合である。
4.〇 正しい。頭頂骨と後頭骨は、ラムダ縫合を形成する。
問題34.烏口突起に停止するのはどれか。
1.大胸筋
2.小胸筋
3.鎖骨下筋
4.前鋸筋
解答2
解説
1.× 大胸筋の【起始】鎖骨部:鎖骨内側1/2~2/3、胸肋部:胸骨前面と上5~7個の肋軟骨、腹部:腹直筋鞘前葉の表面、【停止】上腕骨の大結節稜、【作用】肩関節内転・内旋、鎖骨部:肩甲骨屈曲、腹部:肩関節下制である。
2.〇 正しい。小胸筋は、烏口突起に停止する。
・小胸筋の【起始】第2(3)~5肋骨表面、【停止】肩甲骨の烏口突起、【作用】肩甲骨を前下に引く。このとき下角が後内側に回旋する。肩甲骨を固定すると肋骨を引き上げる。
3.× 鎖骨下筋の【起始】第1肋骨上面の胸骨端、【停止】鎖骨の中部下面、【作用】鎖骨を下方に引く。
4.× 前鋸筋の【起始】第1~8(~10)肋骨前外側面、【停止】第1,2肋骨とその間の腱弓からの筋束は肩甲骨上角。第2,3肋骨からは分散して広く肩甲骨内側縁。第4肋骨以下からは下角、【作用】全体:肩甲骨を前方に引く。下2/3:下角を前に引いて肩甲骨を外方に回旋し、上腕の屈曲と外転を補助。最上部:肩甲骨をやや引き上げる。
問題35.脳神経の支配を受けるのはどれか。
1.三角筋
2.前鋸筋
3.広背筋
4.僧帽筋
解答4
解説
1.× 三角筋の【起始】肩甲棘、肩峰、鎖骨の外側部1/3、【停止】上腕骨三角筋粗面、【作用】肩関節外転、前部は屈曲、後部は伸展、【神経】腋窩神経である。
2.× 前鋸筋の【起始】第1~8(~10)肋骨前外側面、【停止】第1,2肋骨とその間の腱弓からの筋束は肩甲骨上角。第2,3肋骨からは分散して広く肩甲骨内側縁。第4肋骨以下からは下角、【作用】全体:肩甲骨を前方に引く。下2/3:下角を前に引いて肩甲骨を外方に回旋し、上腕の屈曲と外転を補助。最上部:肩甲骨をやや引き上げる、【神経】長胸神経である。
3.× 広背筋の【起始】第6~8胸椎以下の棘突起、腰背腱膜、腸骨稜、第(9)10~12肋骨および肩甲骨下角、【停止】上腕骨の小結節稜、【作用】肩関節内転、伸展、多少内旋、【神経】胸背神経である。
4.〇 正しい。僧帽筋は、脳神経の支配を受ける。
・僧帽筋の【起始】後頭骨上項線、外後頭隆起、項靭帯、第7頸椎以下全胸椎の棘突起および棘上靭帯、【停止】肩甲骨の肩甲棘と肩峰の上縁および鎖骨外側1/3(三角筋の起始範囲とほぼ同じ)、【作用】上部:肩甲骨と鎖骨の肩峰端を内上方にあげる。中部:肩甲骨を内側に引く。下部:肩甲骨を内下方に引き下げると同時にその下角を外側に回旋する、【神経】副神経(外枝)と頸神経叢の筋枝である。

(※図引用:「イラストでわかる歯科医学の基礎 第4版 」永未書店HPより)
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