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問題51 細胞活動に必要なエネルギーを供給する物質を産生するのはどれか。
1.滑面小胞体
2.粗面小胞体
3.リソソーム
4.ミトコンドリア
解答4
解説
1.× 滑面小胞体とは、リボソームが付着していない小胞体の総称。コレステロールの合成や分解、脂質代謝、薬物の解毒、カルシウムの貯蔵などの機能を担っている。
2.× 粗面小胞体とは、タンパク質が合成される細胞小器官である。リボゾーム(粗面小胞体に付着)を含む粗面小胞体は、タンパク質の合成を行う。
3.× リソソームとは、細胞質内代謝物の消化と貯蔵に関与する細胞小器官である。
4.〇 正しい。ミトコンドリアは、細胞活動に必要なエネルギーを供給する物質を産生する。
・ミトコンドリアとは、細胞内に存在する細胞内小器官で、 ATPの生成やアポトーシス(細胞死)において重要な働きを担っている。
問題52 上皮に線毛がみられるのはどれか。
1.口腔
2.食道
3.気管
4.尿管
解答3
解説
線毛とは、相互に共調運動して気道に侵入した病原体や異物を粘液と共に体外に輸送・排泄する役割をもつ。
1.× 口腔の上皮に線毛はみられない。なぜなら、口腔の粘膜は、食物や機械的刺激に耐えるため(重層扁平上皮)。
2.× 食道の上皮に線毛はみられない。なぜなら、食道は、食物が通過する際の摩擦から粘膜を守るため(重層扁平上皮)。
3.〇 正しい。気管は、上皮に線毛がみられる。なぜなら、気管は、吸い込んだ異物や粘液を咽頭側へ運び出す必要があるため(線毛円柱上皮)
・気管とは、呼吸器系の一部で、鼻腔から気管支に分岐し、肺につながる管状の構造物で、2cmほどの太さで常に開いた管で、軟骨と平滑筋からなっている。役割として、鼻腔から入った空気を肺に送り、排出する。気管軟骨は、気管~気管支の気道内腔を虚脱から守っている。
4.× 尿管の上皮に線毛はみられない。なぜなら、尿管は尿の通過に応じて伸び縮みする必要があるため(移行上皮)。
・単層扁平上皮:薄いので物質の交換などに向く。
(胸膜、腹膜、血管内皮、肺胞など)
・単層立方上皮:甲状腺の濾胞細胞など。
(甲状腺の濾胞上皮、尿細管など)
・単層円柱上皮:吸収と分泌を行う場所に向く。
消化器系(胃、小腸、大腸)、卵管・子宮など
・重層扁平上皮:摩擦など機械的刺激に強い。
皮膚、口腔~食道、肛門、膣など。
・多列線毛上皮:表面に線毛があり、杯細胞が豊富。線毛と粘液で塵や異物をからめとる。
鼻腔~気管・気管支(気道)
・移行上皮:伸び縮みすることができる。
腎杯~尿管~膀胱(尿路)
問題53 骨で正しいのはどれか。
1.関節面は滑膜で覆われている。
2.長さの成長は骨幹部で行われる。
3.骨質は緻密質と海綿質からなる。
4.フォルクマン管は骨層板の中心を通る。
解答3
解説
1.× 関節面は、「滑膜」ではなく関節軟骨で覆われている。これにより関節における骨の運動を円滑に指、衝撃や圧力を緩衝し、耐性を保つ。ちなみに、滑膜によって関節が覆われている。
2.× 長さ(縦軸方向)の成長は、「骨幹部」ではなく骨端線(成長板)で行われる。骨端成長板が長軸方向に成長する。ちなみに、骨膜は、横軸方向(太さ)の成長に関わる。
3.〇 正しい。骨質は緻密質(皮質骨)と海綿質からなる。なぜなら、骨質は、密に詰まった丈夫な緻密質と、網目状構造をもつ海綿質から構成されているため。
・緻密質とは、骨の外側に多く、強度を保つ役割がある。
・海綿質とは、骨の内側に多く、骨梁(こつりょう)という細かい梁状構造からなり、軽さと強さを両立させいる。
4.× 「フォルクマン管」ではなくハバース管は、骨層板の中心を通る。
・ハバース層板とは、「骨の基本構造単位」を構成する同心円状の骨層板である。中心には血管が走る「ハバース管」が存在する。
・Havers管とは、骨の長軸方向に伸びている血管が通る管をいう。Havers管を中心に同心円状に層をなし、骨単位となっている。
・骨の長軸方向に平行に走るハバース管に対して、皮質骨にはもうひとつ、垂直方向に血管を通す「フォルクマン管(貫通管)」と呼ばれる管がある。骨の外部と内部を結ぶフォルクマン管を通って皮質骨に導入された血管や神経は枝分かれし、ハバース管を走行する。
問題54 関節と分類の組合せで正しいのはどれか。
1.肩関節:蝶番関節
2.股関節:臼状(球)関節
3.膝関節:平面関節
4.椎間関節:楕円関節
解答2
解説
1.× 肩関節は、「蝶番関節」ではなく球関節である。
・球関節は、他にも腕橈関節があげられる。
2.〇 正しい。股関節:臼状(球)関節
・臼状関節は、股関節のみである。※球関節と区別する資料もある。
3.× 膝関節は、「平面関節」ではなくらせん関節である。
・らせん関節は、腕尺関節、距腿関節、膝関節が該当する(※膝関節は、顆状関節という文献もあり)。ほかにも、蝶番関節=らせん関節ではないみたいで、腕尺関節は、らせん関節と蝶番関節の両方に属し、はっきりと区別されてはいないみたいである(※文献によってさまざま)。ただ、らせん関節で分類しているところが多い。
4.× 椎間関節は、「楕円関節」ではなく平面関節である。
・平面関節は、肩鎖関節、手根間関節、手根中央関節(橈側)、中手間関節、椎間関節、足根間関節があげられる。
・顆状関節(楕円関節)は、橈骨手根関節、手根中央(尺側)関節、顎関節、中手指節関節(MP関節)があげられる。
問題55 下顎骨の挙上に作用しないのはどれか。
1.咬筋
2.側頭筋
3.外側翼突筋
4.内側翼突筋
解答3
解説
閉口筋:咬筋、側頭筋、外側翼突筋(上頭)、内側翼突筋
開口筋:顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋、顎二腹筋、外側翼突筋(下頭)
1.〇 咬筋は、下顎骨の挙上に作用する。
・咬筋の【起始】浅側:頬骨弓の前2/3の下縁と内面、深側:頬骨弓の後ろ2/3の下縁、【停止】下顎骨の外面。浅側は咬筋粗面の下部、深側はその上方、【作用】下顎骨を上げて、歯をかみ合わせる(閉口)。筋腹は並列につながっている。
2.〇 側頭筋は、下顎骨の挙上に作用する。
・側頭筋の【起始】側頭鱗外面と側頭筋膜の深葉の内面、【停止】下顎骨の筋突起、【作用】下顎を上げて、歯をかみ合させる(閉口)ほか、後部は下顎骨を後ろへ引く。
3.× 外側翼突筋は、下顎骨の挙上に作用しない。
・外側翼突筋の【起始】上頭・蝶形骨(側頭下稜、蝶形骨大翼の側頭下面)。下頭・上顎骨(翼状突起外側板の外面)、上顎結節、【停止】下顎骨(関節突起)、顎関節の関節包、関節円板、【作用】下顎骨を前方に引く。両側が働けば下顎骨を前方に引き(開口)、片側が働けば、対側に動いてすりつぶし運動を行う。
4.〇 内側翼突筋は、下顎骨の挙上に作用する。
・内側翼突筋の【起始】翼状突起後面の翼突窩。これに接する上顎骨の一部と翼状突起外側板の下端、【停止】下顎角内面の翼突起筋粗面、【作用】下顎骨を上げて歯をかみ合わせる(閉口)。
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