第29回(R3年)はり師きゅう師国家試験 解説【午後91~95】

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専門科目

問題91 陰陽の属性が同じ組合せはどれか。

1.温:西
2.遅:凸
3.魄:腹
4.左:偶数

解答

解説
1.× 温は、である。
西は、である。

2.× 遅は、である。
凸は、である。

3.〇 正しい。魄と腹は、両方ともである。

4.× 左は、である。
偶数は、である。

 

 

 

 

 

問題92 陽中の陰の臓が剋する臓の生理作用はどれか。

1.疏泄を主る。
2.血を主る。
3.運化を主る。
4.水を主る。

解答

解説
1.〇 正しい。疏泄を主る
これは、陽中の陰の臓が剋する臓の生理作用である。陽中の陰の臓は、である。したがって、剋する臓は肝となる。肝の生理として、①疏泄(情志・気機・月経の調節、脾胃の補助、②蔵血(血の貯蔵、血液量の貯節)があげられる。

2.× 血を主る。
これは、心である。心は肺を剋する。ちなみに、心の生理として、①主血(血(脈)を主る(血を送り出す))、②神志(生命活動を維持し、精神活動を主宰する)があげられる。

3.× 運化を主る。
これは、脾である。脾は腎を剋する。ちなみに、脾の生理として、①運化(飲食物を水穀の精微に変化させ、心・肺に運ぶ)、②統血(血が脈中から漏れ出るのを防ぐ(気の固摂作用))などがあげられ、脾は気血生成の源、生痰の源といわれる。

4.× 水を主る。
これは、腎である。腎は心を剋する。ちなみに、腎の生理として、①蔵精(精を貯蔵し、生命活動を調節する)、②主水(水を主り、水液代謝を調節する)、③納気(吸気を補助し、呼吸のバランスを保つ)があげられる。

 

 

 

 

 

問題93 陰虚にみられる舌苔はどれか。

1.厚苔
2.潤苔
3.膩苔
4.少苔

解答

解説
1.× 厚苔(※読み:こうたい)
厚苔は、痰湿、食滞を示す。

2.× 潤苔(※読み:じゅんたい)
潤苔は、健康を示す。

3.× 膩苔(※読み:じたい)
膩苔(腐苔)は、痰湿の停滞、食滞を示す。

4.〇 正しい。少苔(※読み:しょうたい)は、陰虚にみられる舌苔である。
少苔は、陰虚を示す。陰虚(陰熱)は、ほてり、のぼせ、五心煩熱、手足身熱、盗汗、頬部紅潮、消痩、潮熱、舌質(紅)、舌苔(少)、脈(細脈)など。

 

 

 

 

 

問題94 胸中に集まる気について正しいのはどれか。

1.発育を促す。
2.発声に関わる。
3.発汗を調整する。
4.栄養分をもつ。

解答

解説

MEMO

胸中に集まる気=宗気

1.× 発育を促す。
これは、原気である。原気とは、元気ともいい、先天の精を源とし、生命活動の原動力となる気である。三焦を通って、全身に分布し、臓腑の生理活動を始動させる。

2.〇 正しい。発声に関わる
宗気とは、呼吸で得られる気(水穀の精微と精気)によって化生された気である。胸中に集まり、心肺の活動(呼吸・血の推動)を支える。

3.× 発汗を調整する。
これは、衛気である。衛気とは、体表(昼)と体内(夜)をめぐる活動性の高い気のことである。全身を温め、腠理の開闔により、発汗を調節し、外邪の侵襲を防ぐ。つまり、脈外をめぐる。

4.× 栄養分をもつ。
これは、営気である。営気とは、津液を血に変化させ、脈中を巡らせる。豊かな栄養分により組織・器官の活動を支える気である。

 

 

 

 

 

問題95 津液の停滞による症状はどれか。

1.盗汗
2.口渇
3.しびれ
4.下痢

解答

解説
1.× 盗汗
これは、陰虚による症状である。陰虚(陰熱)は、ほてり、のぼせ、五心煩熱、手足身熱、盗汗、頬部紅潮、消痩、潮熱、舌質(紅)、舌苔(少)、脈(細脈)など。

2.× 口渇
これは、実熱による症状である。陽盛(実熱)は、身熱、顔面紅潮、口渇、煩躁、小便短赤、便秘、冷飲を好む、舌質(紅)、舌苔(黄)、脈(数)など

3.× しびれ
これは、血虚による症状である。血虚は、眩暈、顔面蒼白、動悸、不眠、健忘、目のかすみ、しびれ、痙攣、月経痛、経少、経色淡白、視力減退、爪の変形など

4.〇 正しい。下痢は、津液の停滞による症状である。
気の病証のひとつである痰湿(津液の停滞)は、湿・水:(身体が重だるい、浮腫、下痢)などである。
飲:腹鳴、動悸、喘息、浮腫など。
痰:眩暈、咳嗽、頭痛、動棒、意識障害、精神障害など。

 

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