第31回(R5年)はり師きゅう師国家試験 解説【午後116~120】

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問題116 経穴の部位で正しいのはどれか。

1.青霊は、上腕二頭筋長頭と短頭の間、腋窩横紋前端の下方2寸にある。
2.消濼は、肘頭と肩峰角を結ぶ線上、肘頭の上方5寸にある。
3.侠白は、上腕二頭筋外側縁、腋窩横紋前端の下方3寸にある。
4.手五里は、肘窩横紋外端の上方7寸にある。

解答

解説
1.× 上腕二頭筋長頭と短頭の間、腋窩横紋前端の下方2寸にあるのは、「青霊」ではなく天泉である。
ちなみに、青霊(※読み:せいれい)は、上腕内側面、上腕二頭筋の内側縁、肘窩横紋の上方3寸である。

2.〇 正しい。消濼は、肘頭と肩峰角を結ぶ線上、肘頭の上方5寸にある
消濼(※読み:しょうれき)は、上腕後面、肘頭と肩峰角を結ぶ線上、肘頭の上方5寸である。橈骨神経溝中に取る。

3.× 上腕二頭筋外側縁、腋窩横紋前端の下方3寸にあるのは、「侠白」ではなく天府である。
ちなみに、侠白(※読み:きょうはく)は、上腕前外側、上腕二頭筋外側縁、腋窩横紋前端の下方4寸である。

4.× 手五里は、肘窩横紋外端の「上方7寸」ではなく上方3寸にある。
手五里(※読み:てごり)は、上腕外側、曲池と肩隅を結ぶ線上、肘窩横紋の上方3寸である。深部に橈骨神経幹が通る。

 

 

 

 

 

問題117 取穴部位が後頸三角の領域にあるのはどれか。

1.人迎
2.天窓
3.天容
4.扶突

解答

解説

頸三角とは?

前頸三角とは、胸鎖乳突筋より前方、下顎骨下縁、正中線によって囲まれる部のこと。
後頸三角とは、胸鎖乳突筋より後方、鎖骨、僧帽筋前縁によって囲まれる部のこと。

1.× 人迎(※読み:じんげい)
人迎は、前頸部、甲状軟骨上緑と同じ高さ、胸鎖乳突筋の前縁、総頚動脈上にある。扶突(大腸経)の内方にあたる。

2.〇 正しい。天窓(※読み:てんそう)は、取穴部位が後頸三角の領域にある。
天窓は、前頸部、胸鎖乳突筋の後縁、甲状軟骨上縁と同じ高さにある。

3.× 天容(※読み:てんよう)
天容は、前頸部、下顎角の後方、胸鎖乳突筋の前方陥凹部にある。

4.× 扶突(※読み:ふとつ)
扶突は、前頸部、甲状軟骨上縁と同じ高さ、胸鎖乳突筋の前縁と後縁の間にある。胸鎖乳突筋の深部に内頸静脈があるため刺鍼に注意する。

 

 

 

 

 

問題118 同じ高さに並ぶ経穴はどれか。

1.膏肓と心兪
2.肓門と胃兪
3.胞肓と膀胱兪
4.秩辺と中膂兪

解答

解説
1.× 膏肓と心兪
膏肓(※読み:こうこう)は、上背部、第4胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸にある。
心兪(※読み:しんゆ)は、上背部、第5胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分にある。

2.× 肓門と胃兪
肓門(※読み:こうもん)は、腰部、第1腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸にある。
胃兪(※読み:いゆ)は、上背部、第12胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分にある。

3.〇 正しい。胞肓と膀胱兪は、同じ高さに並ぶ経穴である。
胞肓(※読み:ほうこう)は、殿部、第2後仙骨孔と同じ高さ、正中仙骨稜の外方3寸にある。
膀胱兪(※読み:ぼうこうゆ)は、仙骨部、第2後仙骨孔と同じ高さ、正中仙骨棱の外方1寸5分にある。

4.× 秩辺と中膂兪
秩辺(※読み:ちっぺん)は、殿部、第4後仙骨孔と同じ高さ、正中仙骨稜の外方3寸※下髎と同じ高さにあたる
中膂兪(※読み:ちゅうりょゆ)は、仙骨部、第3後仙骨孔と同じ高さ、正中仙骨稜の外方1寸5分にある。

 

 

 

 

 

問題119 鎖骨下縁に取るのはどれか。

1.欠盆
2.中府
3.天突
4.兪府

解答

解説
1.× 欠盆(※読み:けつぼん)
欠盆は、前頸部、大鎖骨上窩、前正中線の外方4寸、鎖骨上方の陥凹部にある。

2.× 中府(※読み:ちゅうふ)
中府は、前胸部、第1肋間と同じ高さ、鎖骨下高の外側、前正中線の外方6寸にある。

3.× 天突(※読み:てんとつ)
天突は、前頸部、前正中線上、胸骨上窩(頸窩)の中央にある。

4.〇 正しい。兪府(※読み:ゆふ)は、鎖骨下縁に取る。
兪府は、前胸部、鎖骨下縁、前正中線の外方2寸にある。

 

 

 

 

 

問題120 橈側手根屈筋腱の橈側に位置する経穴はどれか。

1.列欠
2.霊道
3.内関
4.支正

解答

解説
1.〇 正しい。列欠(※読み:れっけつ)は、橈側手根屈筋腱の橈側に位置する経穴である。
列欠は、前腕橈側、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間、手関節掌側横紋の上方1寸5分にある。

2.× 霊道(※読み:れいどう)
霊道は、前腕前内側、尺側手根屈筋腱の橈側縁、手関節掌側横紋の上方1寸5分にある。

3.× 内関(※読み:ないかん)
内関は、前腕前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方2寸にある。

4.× 支正(※読み:しせい)
支正は、前腕後内側、尺骨内縁と尺側手根屈筋の間、手関節背側横紋の上方5寸にある。

 

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