第32回(R6年)はり師きゅう師国家試験 解説【午後111~115】

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問題111 膝蓋骨尖と内果尖とを結ぶ線を3等分し、内果尖から3分の1にあるのはどれか。

1.肝経の絡穴
2.腎経の絡穴
3.脾経の郄穴
4.陰蹻脈の郄穴

解答

解説
1.〇 正しい。肝経の絡穴は、膝蓋骨尖と内果尖とを結ぶ線を3等分し、内果尖から3分の1にある。肝経の絡穴は、蠡溝である。蠡溝(※読み:れいこう)は、下腿前内側、脛骨内側面の中央、内果尖の上方5寸に位置する。

2.× 腎経の絡穴は、大鍾である。大鍾(※読み:たいしょう)は、足内側、内果後下方、踵骨上方、アキレス腱付着部内側前方の陥凹部に位置する。

3.× 脾経の郄穴は、地機である。地機(※読み:ちき)は、下腿内側(脛側)、脛骨内縁の後側、陰陵泉の下方3寸に位置する。

4.× 陰蹻脈の郄穴は、交信である。交信(※読み:こうしん)は、下腿内側、脛骨内縁の後方の陥凹部、内果尖の上方2寸に位置する。

 

 

 

 

 

問題112 経穴の部位で正しいのはどれか。

1.天衝は、耳尖の直上、髪際の上方1寸5分にある。
2.天牖は、下顎角と同じ高さ、胸鎖乳突筋後方の陥凹部にある。
3.天容は、胸鎖乳突筋の後縁、甲状軟骨上縁と同じ高さにある。
4.天鼎は、輪状軟骨と同じ高さ、胸鎖乳突筋の前縁にある。

解答

解説
1.× 耳尖の直上、髪際の上方1寸5分にあるのは、「天衝」ではなく率谷(※読み:そっこく)である。ちなみに、天衝(※読み:てんしょう)は、頭部、耳介の付け根の後縁の直上、髪際の上方2寸である。

2.〇 正しい。天牖は、下顎角と同じ高さ、胸鎖乳突筋後方の陥凹部にある。胸鎖乳突筋をはさんで、天容(小腸経)と相対するところにあたる。

3.× 胸鎖乳突筋の後縁、甲状軟骨上縁と同じ高さにあるのは、「天容」ではなく天窓(※読み:てんそう)である。天容(※読み:てんよう)は、前頸部、下顎角の後方、胸鎖乳突筋の前方陥凹部である。

4.× 輪状軟骨と同じ高さ、胸鎖乳突筋の前縁にあるのは、「天鼎」ではなく人迎(※読み:じんげい)である。天鼎(※読み:てんてい)は、前頸部、輪状軟骨と同じ高さ、胸鎖乳突筋の後縁である。

 

 

 

 

 

問題113 陰都と同じ高さに位置する任脈の経穴について正しいのはどれか。

1.臍中央の上方3寸にある。
2.八会穴の腑会である。
3.任脈の絡穴である。
4.上方3寸には中庭がある。

解答

解説

MEMO

陰都(※読み:いんと)は、上腹部、臍中央の上方4寸、前正中線の外方5分である。
上4寸には、中脘と陰都、梁門が並ぶ。

1.× 臍中央の「上方3寸」ではなく上方4寸にある。上方3寸に並ぶのは、建里と石関、関門である。

2.〇 正しい。八会穴の腑会である。八会穴の腑会は、中脘で陰都と同じ高さにある。八会穴は、腑会-中脘【任】、血会-膈兪【膀】、臟会-章門【肝】、骨会-大杼【膀】、筋会-陽陵泉【胆】、脈会-太淵【肺】、髄会-懸鍾【胆】、気会-膻中【任】である。

3.× 任脈の絡穴であるのは、鳩尾である。鳩尾は、上腹部、前正中線上、胸骨体下端の下方1寸に位置する。

4.× 上方3寸には中庭はない。上方3寸に並ぶのは、建里と石関、関門である。中庭(※読み:ちゅうてい)は、前胸部、前正中線上、胸骨体下端の中点である。

 

 

 

 

 

問題114 膻中について正しいのはどれか。

1.心の募穴である。
2.八脈交会穴の一つである。
3.胸骨上窩を基準に取穴する。
4.外方6寸は天渓である。

解答

解説

MEMO

膻中(※読み:だんちゅう)は、前胸部、前正中線上、第4肋間と同じ高さである。

1.× 心の募穴は、巨闕である。膻中は心包の募穴である。

2.× 八脈交会穴の一つではない
八脈交会穴(八総穴)
【衝脈】公孫:内関【陰維脈】
【帯脈】足臨泣:外関【陽維脈】
【督脈】後渓:申脈【陽蹻脈】
【任脈】列欠:照海【陰蹻脈】

3.× 胸骨上窩を基準に取穴するのは、璇璣(※読み:せんき)や天突(※読み:てんとつ)である。
璇璣(※読み:せんき)は、前胸部、前正中線上、胸骨上窩(頸窩)の下方1寸である。
天突(※読み:てんとつ)は、前頸部、前正中線上、胸骨上窩(頸窩)の中央である。

4.〇 正しい。外方6寸は天渓である。膻中の外方6寸にある経穴は、天渓である。天渓(※読み:てんけい)は、前胸部、第4肋間、前正中線の外方6寸である。

 

 

 

 

 

問題115 左右の第12肋骨先端を結ぶ線と後正中線の交点で、棘突起下方陥凹部にあるのはどれか。

1.懸枢
2.命門
3.腰陽関
4.下極兪

解答

解説
1.× 懸枢(※読み:けんすう)は、腰部、後正中線上、第1腰椎棘突起下方の陥凹部である。

2.〇 正しい。命門は、左右の第12肋骨先端を結ぶ線と後正中線の交点で、棘突起下方陥凹部にある。命門(※読み:めいもん)は、腰部、後正中線上、第2腰椎棘突起下方の陥凹部である。

3.× 腰陽関(※読み:こしようかん)は、腰部、後正中線上、第4腰椎棘突起下方の陥凹部である。

4.× 下極兪(※読み:げきょくゆ)は、腰部、後正中線上、第3腰椎棘突起下方の陥凹部である。

 

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