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問題101 次の症例の病証でみられる舌所見はどれか。
「28歳の男性。眉間の痛みを伴う頭痛。随伴症状は鼻出血、呑酸、げっぷ、不眠、便秘、食後すぐに空腹感が起こる。脈は滑数、腹は胃脘部の圧痛を認める。」
1.薄苔
2.白苔
3.黄苔
4.剥苔
解答3
解説
・28歳の男性。
・眉間の痛みを伴う頭痛。
・随伴症状は鼻出血、呑酸、げっぷ、不眠、便秘、食後すぐに空腹感が起こる。
・脈は滑数、腹は胃脘部の圧痛を認める。
→本症例は、胃火上炎が疑われる。胃火上炎は、胃熱の症状、頭痛、咽頭痛、口内炎がみられる。
1.× 薄苔(※読み:はくたい)は、健康、表証(症状が軽いもの)である。
2.× 白苔は、健康、表証(症状が軽いもの)である。
3.〇 正しい。黄苔は、本症例の病証にみられる。なぜなら、黄苔は熱証にみられるため。
4.× 剥苔は、舌苔が部分的または全体的に脱落した状態で、胃の津液や胃陰が損なわれたときにみられる。
問題102 経脈病証で「手掌のほてりと痛み、咽喉が渇いて飲み物をほしがる、目が黄ばみ、胸肋部が痛む」のはどれか。
1.手の少陰心経病証
2.手の太陰肺経病証
3.手の少陽三焦経病証
4.手の陽明大腸経病証
解答1
解説
1.〇 正しい。手の少陰心経病証が該当する。
・手の少陰心経:吸願の乾燥、上腹部から前胸部にかけてが痛み、口渇が起こり、水分を取ろうとする。目の黄疽や充血、脇痛、経脈の流注部分が痛み、厥してくる。手掌に熱がこもり痛む。
2.× 手の太陰肺経病証は、咽頭の痛み、顎の付け根の腫れ、後ろを振り返ることができない。肩が抜けるように痛み、上腕が折れるように痛む。耳が間こえなくなり、目が黄ばんだり充血したり、類の辺りが腫れてくる。顎から顎の付け根、肩、上腕、肘など経脈の流注上が痛む。
3.× 手の少陽三焦経病証は、耳が聞こえにくく、耳が燃え上がるような感じがしたり、耳鳴りがする。咽頭が腫れ、喉を起こす。汗が出て、経絡の流注上に沿って病症が現れる。
4.× 手の陽明大腸経病証は、下の歯が痛み、頸が腫れる。目が黄ばみ、口が乾き、鼻血が出て、扁桃炎のような症状が出る。肩髃から臂臑あたりの経脈の流注上に痛みが出る。示指が痛んで使えない。冷えたままでなかなか温まりにくい。
問題103 奇経八脈病証で「背骨のこわばり、頭痛、心臓部痛、足の冷え、遺尿がある」のはどれか。
1.督脈病証
2.任脈病証
3.衝脈病証
4.帯脈病証
解答1
解説
1.〇 正しい。督脈病証が該当する。なぜなら、督脈は、腎・脳・背髄・胞宮と関係が深いため。督脈は、陽経の気血を調節し、陽気を総督する。
2.× 任脈は、陰経を調節し、胞胎を主る(月経・妊娠・出産の調節)。
3.× 衝脈は、十二経脈の気血を調節し(十二経の海)、血を貯える(血海)。胞宮から起こり、月経に関与する。
4.× 帯脈は、季肋部から起こり腰部を回る。各経脈を束ねて調節する。
問題104 四診法で発汗を診ることができないのはどれか。
1.神技
2.聖技
3.工技
4.巧技
解答2
解説
1.〇 神技は、望診である。
・望診とは、患者の顔色や皮膚の状態を観察することによって体内の状態を判断する方法である。顔の色が判断しにくい場合には、他の皮膚の部位を観察する。
2.× 正しい。聖技は、四診法で発汗を診ることができない。
聖技は、聞診である。
・聞診とは、聴覚や嗅覚によって声、呼吸音、咳、においなどを集める診察法である。
3.〇 工技は、問診である。
・問診とは、患者との対話を通じて情報を集める方法である。「汗をかきやすいか」「寝汗があるか」「運動しなくても汗が出るか」など、患者への問いかけによって発汗の状態を把握できる。
4.〇 巧技は、切診である。
・切診とは、脈診や腹診だけではなく、触れて体表の反応をみる診察法全体を含む。
問題105 次の症例の経脈病証はどれか。
「25歳の女性。先週から腰痛があり、うつむきや仰向けができない。季肋部の腫れや下腹部膨満感もある。咽喉の乾きや下痢がある。顔色はすすけて青黒い。」
1.足の少陰経病証
2.足の厥陰経病証
3.足の太陽経病証
4.足の少陽経病証
解答2
解説
・25歳の女性。
・先週から腰痛があり、うつむきや仰向けができない。
・季肋部の腫れや下腹部膨満感もある。
・咽喉の乾きや下痢がある。顔色はすすけて青黒い。
→本症例は、足の厥陰経病証が疑われる。足の厥陰経病証は、腰痛が起こり、仰向けになったりうつ伏せになれなくなる。男性は睾丸が腫れ少腹が拘急疼痛し、婦人は少腹が腫れる。のどが乾き、顔面が垢がたまっている様に黒くなる。嘔吐や粥状の下痢をしたり、鼠径ヘルニア、小便失禁、尿開が起きる。
1.× 足の少陰経病証は、空腹感があるが食べられない。顔面が黒くすすけて艶がない。咳をして唾を吐くと血が混じっている。咳をしてあえぐ。目がボーっとしてハッキリしない、不安感や煩悶感を覚え、よく恐れを抱き、恐れたり、驚いたり、不安を覚えたりする。口の中や喉の渇き上実下虚になり、咽頭が乾いたり痛んだりする。足底全体に熱感を感じて痛む。
2.〇 正しい。足の厥陰経病証が該当する。
・足の厥陰経病証は、腰痛が起こり、仰向けになったりうつ伏せになれなくなる。男性は睾丸が腫れ少腹が拘急疼痛し、婦人は少腹が腫れる。のどが乾き、顔面が垢がたまっている様に黒くなる。嘔吐や粥状の下痢をしたり、鼠径ヘルニア、小便失禁、尿開が起きる。
3.× 足の太陽経病証は、腰が折れる様に痛む。膝裏の辺りが引きつって結ばれたようになる。下腿三頭筋辺りが裂けるような感じがする。痔、マラリアまたはマラリア様の熱病、精神疾患、癇癪、頭頂部から項にかけて痛む。目が黄ばんだり、充血したり、涙が出たり鼻閉が起こり鼻血が出る。項から背部、膝裏まで流れる経脈の流注上が痛む。
4.× 足の少陽経病証は、口苦が起こり、大きなため息をつく、寝返りが打てない。顔に少し垢が付いたように黒くなる。体の艶が無くなる。足外反しほてる。頭やエラの所が痛む。まなじりが痛む。首に結核性のリンパ節炎ができる。往来寒熱の状態になり、あらゆる関節が痛む。
国試オタク 