第25回(H29年)柔道整復師国家試験 解説【午前1~5】

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問1 図の寛骨を構成する骨の組合せで正しいのはどれか。

1.①腸骨②坐骨③恥骨
2.①腸骨②恥骨③坐骨
3.①坐骨②腸骨③恥骨
4.①坐骨②恥骨③腸骨

答え.2

解説

(※図引用:「イラスト素材:骨盤」illustAC様HPより)

1.× ①腸骨②坐骨③恥骨
3.× ①坐骨②腸骨③恥骨
4.× ①坐骨②恥骨③腸骨
これらは、図の寛骨を構成する骨の組合せとはいえない。

2.〇 正しい。①腸骨②恥骨③坐骨が、図の寛骨を構成する骨の組合せである。

 

 

 

 

 

問2 隆椎はどれか。

1.第1頸椎
2.第3頸椎
3.第5頸椎
4.第7頸椎

答え.4

解説
1.× 第1頸椎は、環椎と呼ばれる。

2~3.× 第3頸椎/第5頸椎
これらは、特別な呼び名はない。

4.〇 正しい。第7頸椎は、隆椎である。第7頸椎は、首を前屈させたときに棘突起が容易に触れることができるため、脊柱のランドマークとして使用される。

 

 

 

 

 

問3 上腕骨と大腿骨とに共通する部位名はどれか。

1.内側上顆
2.内側顆
3.内果
4.顆間窩

答え.1

解説
1.〇 正しい。内側上顆は、上腕骨と大腿骨とに共通する。

2.× 内側顆は、大腿骨に存在する。

3.× 内果は、脛骨に存在する。大腿骨や上腕骨には存在しない。

4.× 顆間窩は、大腿骨に存在する。大腿骨の内側顆と外側顆の間の窩のことである。

 

 

 

 

 

問4 体表から拍動を触知できるのはどれか。

1.鎖骨下動脈
2.肋間動脈
3.外腸骨動脈
4.大腿動脈

答え.1 or 4

解説

(※図引用、一部改変:「動脈蝕知」イラストAC様より)

1.〇 正しい。鎖骨下動脈は、体表から拍動を触知できる。鎖骨の下を通る動脈である。

2.× 肋間動脈は、肋骨の間を走る動脈で、深部にあるため、体表から拍動を触知できない。

3.× 外腸骨動脈は、骨盤の内部を通る動脈で、深部にあるため、体表から拍動を触知できない。

4.〇 正しい。大腿動脈は、体表から拍動を触知できる。太ももの内側を通る大きな動脈で、鼠径部(股の付け根)で容易に拍動を触知することができる。

 

 

 

 

 

問5 ホメオスタシスの説明で正しいのはどれか。

1.生殖により子孫を残すことができること。
2.血液が全身を絶えず循環していること。
3.神経回路網が全身に張り巡らされていること。
4.体内環境が常に狭い範囲で一定に保たれていること。

答え.4

解説

ホメオスタシスとは?

ホメオスタシスとは、外界がたえず変化していたとしても、体内の状態(体温・血液量・血液成分など)を一定に維持できる能力のことある。 例えば、体温が下がると鳥肌になり体温の低下を防いだり、体を震えさせて強制的に運動を起こして体温を上げるなどをさす。

1.× 生殖により子孫を残すことができること。
これは、生殖に関する説明である。

2.× 血液が全身を絶えず循環していること。
これは、血液循環に関する説明である。

3.× 神経回路網が全身に張り巡らされていること。
これは、神経(感覚・運動・ホルモン分泌)に関する説明である。

4.〇 正しい。体内環境が常に狭い範囲で一定に保たれていることは、ホメオスタシスの説明である。

 

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